43回戦 県中総体-7
「ところで、1つ気になっていることがあるんだよね……」
立ち上がったボクは、
「気になっていること……。
もしや、
そう。
「
もっと楽にこちらからポイントが
そうしないのは、一体なぜだろう……?」
ボクが疑問を口にすると、
「もしかしたらですが……、
『
という可能性が……」
と言った。
「やっぱりそう思うよね……」
ボクは再びうなずく。
使えはするが、適正が高くないから
レアな電気属性なら、有り得る話だ。
「もしそうだとしたら、
勝機があるかもしれない……」
ボクが言うと、
「試してみる価値はありますわね……」
と
「ワタクシからも1つ作戦がございますの……」
と今度は逆にボクへ耳打ちしてきた。
「作戦?」
ボクは
「ベースライン際で戦う2人のどちらかが、
側転やジャンプで
ハッとボクも気付く。
「(そうか……!
レベル3の強風でバランスを
ボクが
ボクと
それぞれスタンバイエリアに入ると、
ピー!と再び
ボクと
前立選手と
「(やっぱりまた最短
ボクは横目でそれを確認すると、シュン!と
重たい
「!」
「(そしてもう1つ……!
これで
ボクと
ボクはそのままダダダ……!と全力
と同時に、
「チッ!」
だが、ボクに向かって
「(やっぱり……!
ならこのまま……!)」
ボクは一直線に
「
と
「はい!」
と言いながらさらにパン!と火球を発射し、ボクと
それとほぼ同時に前立選手と
ズババッ!
バチバチッ!
お
「オラァッ!」
ビュッ!バシン!
前立選手が自分に向かって飛んで来た火球を
シュババッ!
そこにボクが、すかさずショットガンを発射した。
「ウゼェッ!」
バッ!バッ!
前立選手と
が、その
「おまっ……!?クッソ……!」
前立選手は
すぐに
「(また
前立選手が
ビュッ!とそれを
だが、
「ヘヘッ!」
前立選手は笑いながら、何事も無かったかのように
再び
「(フェイント……!?
くっ……!)」
ボクは
「フン!」
と言いながら
前立選手が今度はボクに向けて、
ビュッ!と目にも止まらぬ速さで
ビュッ!バチン!
しかしボクは、下半身に飛んで来たスパーキングスナイプに、
ギリギリで
「(やった……!)」
「なっ……!?
オイィ!もう1回だぁ!」
ダンッ!と
ボクは、すかさずしゃがみ
パパパパン!と
「うっ!?」
バチバチッ!と前立選手と
そこへ4発の火球が
ビュッ!バシバシン!
ボッ!
「あぁっ!ちくしょうっ!」
前立選手は
2発の火球の
残る1発の火球を
ピー!と
「
とスコアがコールされる。
「ナイスショットー!」
「ありがとうございます!」
ボクと
「いいぞ!いいぞ!本能!
行け!行け!木石!
もう1本!」
とウチの
「やっぱり、
ボクは
「そのようですわね……」
ボクと
前立選手と
ボクと
「(
それはどうやら確かだ……。
けれど……)」
ボクは歩きながら、
しかし何かが頭の中で引っかかっていることに不安を覚える。
「(大事なことを見落としている気がする……。
一体……?)」
ボクと
それぞれ先ほどとは逆のスタンバイエリアに入る。
ボクは再び
ピー!と
ボクと
前立選手と
すかさず
今度の
「!」
2人とも走るのを減速した。
ボッ!と
前立選手と
ダッ!と前立選手と
だが、その
パン!と前立選手と
ズババッ!
バチバチッ!
お
「……ラァッ!」
ビュッ!バシン!
前立選手が自分に向かって飛んで来た火球を
すかさずボクがシュババッ!とショットガンを、
パボン!と
「……んの
前立選手はそう
「(まさか……!?)」
なんと前立選手は、そのまま側転しながらビュッ!と
バシュッ!
だが、発射されたスパーキングスナイプはボクの右前方の地面に
「(チャンス……!)」
ボクがそう思うより先に、
「行けっ!」
ボクは思わず
前立選手は、側転から着地しながら両目を見開いている。
ズ ズ ゥ ン !
そんな2人の姿がボクの視界から
「えっ……!?」
ボクはわけが分からず口に出す。
「なっ……」
いや。
前立選手と
2人の姿を
アースに
バチバチッ!
ふいに電気属性の音が
バッ!とボクは反射的に音の方向に、
ビュッ!
バチィッ!
「ぐあああ!?」
ボクの
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