水なしで飲むことができる魔法

在都夢

水なしで飲むことができる魔法


 私と世界は隔絶していて、誰が何しようと興味ないと自分でも思っていたけど、比良坂歩ひらさかあゆむROローを飲んでいるのを見て、トイレで吐いた。なんであんなの飲んでるの。ROなんか体に入れてどうするつもりなの。疑問が頭の中でぐるぐる回るけど、もちろん私はその答えを知っている。


 世界は今侵略されていて、人間がたくさん殺されている。殺されすぎているから逆に殺し返す武器を与えられている。そういう話。


 敵はこの世界のあらゆる物質を依代にする。本当になんでも。やかんに電子レンジ、ちくわにすいかバー。ハンバーガーに食い殺された人もいる。知性がなかったらそれだけで駄目で、すでに死んだ人間も依代にされ、横浜で起きたゾンビパニックで100万人死んだ。AI化されてない信号機が最初の引き金だった。今じゃ電子レンジだって機能上無意味なAIを組み込まれている。でもトイレの鏡なんていじりようもない。敵は鏡だって依代にする。私の顔を映している鏡が変形して顔を福笑いみたいにバラバラにしてしまうかもしれない。そう考えると大体のことがAI化した電子レンジみたいに無意味だと思う。


 じゃあどうして比良坂はROなんか飲んでしまったのだろう。


 私は手をよく拭いてトイレから出た。それから教室に戻って比良坂に話しかけずに席に座った。

 でも授業が始まったら、私は窓際の比良坂を見てしまう。

 比良坂は陸上部で短距離をやっているからほんのりと日焼けしていて、すらりと手足が長い。邪魔にならないように髪をショートにしている。でも入学したての頃は長かったのを覚えている。入部してから切ったのだ。


 授業は何事もなく進む。外は曇っていて風が窓を揺らしている。外に出ればきっとすぐに手が冷えてしまいそう。でも比良坂はその寒さも感じることがなくなるんだ。この授業の間に比良坂の体は作り替えられている。ROの錠剤を飲んだ他の三人も同様に。そう考えると、私はやっぱり比良坂のことを気にしてしまう。


 友達に誘われたからってどうして人間やめてしまうのかが不思議でならない。殺し合いの経験を積んだ人でもないのに、どうして殺し合いの日常に旅立ってしまうのかさっぱりわからない。私からすれば信じられない選択だ。馬鹿めとすら思う。もっと汚い言葉で罵ったっていい。思考が進むにつれて先生の話が耳に入らなくなってくる。と同時に手足も上手く動かせなくっている。あれ? と思うと私は床に転がっている。いつの間にか眠ってしまっていたみたい。私は恥ずかしくなる。先生に謝ろうとすると比良坂がやってきて私を抱える。

鮎川あゆかわさん保健室に連れて行きます!」


 あれよあれよと保健室に連れて行かれた。


「ごめんなさい……私ちょっと居眠りしてて……」と言うと比良坂は、

「そんなわけないでしょ。大人しくしててよ」

 保健医に貧血ねと言われてからも私に付き添った。

 カーテンで囲まれた空間で私と比良坂の二人きり。

 私はぼうっとした頭で比良坂の様子を伺う。比良坂は今スマホをいじっている。私を保健室に運んできてくれたのはスマホいじるためだろうか。パイプ椅子で脚を組んでいる比良坂は大人っぽい。同じ一年なのに。

「比良坂さん……」

「ん?」

 なぜROを飲んだのか聞こうとするけど、比良坂の肩甲骨付近に形成されつつある反応翼のことを想像すると口が止まってしまう。この変化について比良坂はどう思っているのだろうか。なんとも思っていないかもしれない。けど、私は聞くことができない。そうしている間にチャイムが鳴り、比良坂の友達の水木が保健室へやってくる。

「おー大丈夫?」

 と水木が寝転んでいる私に言う。私を心配している風な顔。私もそれにふさわしい顔をする。

「貧血で」

「そっかー大変ね」

「昨日あんまり寝てないの」と私がちっとも事実でないことを言うと、水木は「そいうことあるよねー」と頷いて、比良坂と話し始める。自然な流れだ。水木は私を心配しにきたんじゃなくて、比良坂に会いに来たんだから。

「今日どうする? 学校終わったらすぐ行く?」と水木。

「うーん」と比良坂は少し悩む素振りを見せる。「部活あるからどうしようかな」

「今日くらい良いじゃん。ROデビューなんだし」

「そうかなあ」

「喜緑とかデビュー戦で冷蔵庫やっつけちゃったって。うちらも負けてらんないでしょ」

「じゃあ行くよ」

「おっけ。小林とめいにも連絡しとくわ」

 こんな簡単に殺し合いの日程、決めてしまうのか。

 唖然としている私に、水木は急に話を振ってくる。

「鮎川さんRO持ってるっけ?」

「……持ってないよ」

「申請すればもらえるよ? まあめんどかったらあげよっか?」

 と水木がピルケースをポケットから出して枕元に置く。

 これ……。

 私が何か言う前にチャイムが鳴る。すると水木は急いだ様子で「あ、時間じゃん。じゃあねー」とカーテンを開ける。

「うるさくしちゃったね。ごめん」

 と比良坂が言う。水木が閉め忘れたカーテンを静かに閉めて保健室から出て行った。

 もう授業を受ける気にはなれなかった。

「最近の子ってすごいわ。先生だったらそんな怖いことしないけどなあ」と話を盗む聞きしていた保険医が言う。

「ちゃんと怖いと思っているはずですよ」と私は言う。

「ええ〜。そうかしら」

「はい」


 私は保険医とは普通に話せる。と言うのも保険医は世界の外にいるからだ。つまり生徒ではない。私にとって世界とは学校の中だけで、その住人は生徒だけで、それ以外は違う生き物だ。

 それなのに私は世界と馴染むことができない。隔絶されている。今世救済機関が配布しているROが原因というわけでもない。敵と戦うことが女子高生の流行になっていたって、別の時代なら別のことが流行っているだろうし、私は欠けているものがあるというだけなのだろう。


 保険医と喋ったりしながら六限まで保健室で過ごす。昼も食べない。放課後になればすぐに出て行って自転車に乗る。午前中に比良坂たちが話していたことが本当なら、もう街のパトロールに彼女たちは出かけているはずだ。


 比良坂は私の絵を見てくれた。一度だけ。


 入学してからひと月経っていないくらいで、桜がもう完全に散ってしまっていた日。私は早くも美術部で絵を描いていた。閉じた世界。同じ美術部員の声さえ聞こえない。目の前の絵と筆を握る感覚しかない。比良坂はそんな私の肩を叩いた。すごくびっくりした。

「これ鮎川さんが描いたの?」

 と当然のように比良坂は私を名前を呼ぶ。私はそれにも驚いて声が出ない。なんとかこくりと頷く。

「へー」

 私にしか価値のない、他人には実に無価値で幼稚な絵を比良坂は見て、言った。

「なんかすごいね」

 それ以上のことは何もない。比良坂は実のところ美術の時間で忘れ物をして撮りにきただけだったから。でもそれ以来私は比良坂のことが気になるようになった。美術室の窓からはちょうど校庭が見えるから私は窓際の席に移動して絵を描いた。描きながら校庭で走ってる比良坂を見た。視力が悪いから比良坂の顔はぼんやりとしか見えなかった。でも走りは見えた。脚が信じられない勢いで回転する。上体がちっともブレない。砂の跡を残して遠くに消えていく。それが何度も繰り返される。入学してから冬になるまでずっと。


 すごいんだ。


 陸上なんて興味ないけど、比良坂には走れるだけ走ってほしいと思った。

 それなのに現実ではROを飲んでいる。比良坂はもう走るつもりはないのだろうか。


 そんなの虚しい。


 駐輪場に自転車を置き、階段を登り、改札を通り過ぎ、駅のホームに降り立つ。ちょうど電車が来る。大勢に紛れ込んで電車の中に乗り込む。身動きもできないくらい人が密集していて、息苦しさを感じた私は、ブレザーの中のピルケースを触る。


 RO。

 このちっぽけな錠剤を飲めばこの息苦しさから解放されるのだろうか。


 脅迫的な考えが私を侵し始めていると、天井からゴンゴンと足音が聞こえてくる。足音はいくつもある。敵だろう。間違いない。でもみんな騒がない。電車なんていう圧倒的質量を持った物体は人間を殺すのに最適で、敵から毎日アタックされているからだ。それを防ぐために複数のAIが相互に監視し合っていて、物理的・精神的に防御、及びカウンターをしている。電子レンジなんかよりもよっぽど真剣に防御システムが組まれている。


 だから平気なはずなんだけど、敵はまだ電車の上に乗っている。私の正面にいた人たちもスマホから顔を上げて、天井を見ている。ざわつく。駅員呼ぶ? 呼んでどうすんだよ。誰かRO飲んだ人くらいいるだろそっちに任せろよ。うわー乗らなきゃよかった。もしもしお母さん今日ちょっと帰るの遅れるかも。勘弁してくれよほんともう……などなど。


 ひょっとして私たちはここで全員殺されてしまうんじゃないのか。

 私が思ったことをみんな考えたに違いない。


 私は手の中のROを強く意識した。

 乗り物が依代にされた時はまず乗員から殺される。だから飲むなら今だ。反応翼が形成されるのは三十分くらいはかかるけど、再生力を身につけるだけならそう時間はかからない。致命傷だってカロリーが残っている限りは治る。飲むなら今なんだ。


 ガコン!


 と車体が揺れた。

 足の裏が床から離れた。

 右肩が誰かの背中に当たって視界に火花が弾けた。ひょっとして敵に殺されるより電車が脱線して死ぬ方が早いのかもしれない。

「どけお前ら!」

 叫び声が聞こえて、天井まで届くくらい大きな反応翼が、人混みの中央ら辺から伸びてくる。RO飲んでる人がいたんだやっぱり。その男は周りの人を手で掻き分けながら扉まで辿り着き、素手で扉をこじ開けて、走行中の電車から飛び出して行った。


 そして殺された。

 轟々と景色が過ぎ去っていく扉の向こう側から、敵が顔を覗かせた。電子部品で形作られたようなその敵は、頭部だけが人間の女性のもので、何語かもわからない歌を綺麗な声で歌いながら車内に入ってきた。両手には千切り取った男の反応翼がある。その反応翼を見て、みんないよいよ悲鳴をあげる。でも逃げ場はない。ほぼ満員だから。隣の車両に行こうとする人がいたけど、反対側から押さえつけられていて扉を開けることができない。


 敵が一歩進むたびに私にかかる荷重が大きくなっていく。苦しい。耐えられない。どうして敵はさっさとみんな殺さないのだろう。わからない。いやわかる。調べたから知っている。最近の敵は戦略を変えてきていて、殺すばかりだった人間を兵器として運用しようとしている。人間の脳を自分達の脳に繋いで、あっち基準の知性に変化させてしまうのだ。テロリスト化。見える敵より見えない敵の方が怖い。ROを飲んだ人たちは殺し合いをすることができても誰が正しい敵か判断することはできない。その製造されたテロリストたちが開きっぱなしの扉から飛び降りていく。体も改造されているから走行中の電車から飛び降りることも躊躇しない。それにこの電車はとっくに敵化しているのだろう。さっきから停車駅をいくつも通り過ぎている。

 敵が私の前に姿を現す。綺麗な歌が耳障りだった。


 私は多分ここで死ぬ。


 敵の開いた口からケーブルが出てきて私のこめかみを突き刺す。

 頭の中でシュワッと炭酸が噴き出す、ような感覚がある。これが敵の知性に置き換えられている感覚なのだろうか? 随分安らかだなと思っていると敵が何を歌っているか理解できるようになる。

「あなたの望みを叶えましょう」

 そう言っているのだ。

 私の望み?

 どうしてそんなこと聞くのだろう?

 そもそも敵がどうして私の望みなんて叶えてくれるのだろう?


 怖い。


 敵の口から伸びるケーブルは何十本もある。蜘蛛の巣みたいに張り巡らし、それぞれのケーブルが私たちのこめかみに突き刺さっている。抜かなきゃいけないと思っているのに体が動かない。口も動かない。叫んでいたはずの人たちがみんな、しん……と口を閉ざしている。まるで出荷される前のおもちゃみたいだ。人型の。


 あ。


 隣に立っている女の人と目が合う。

 まだ改造が完了していない。よかった。視線を揺らして合図を送る。向こうも返してくる。

 どうにかして突破法を……と思っているとその女の人の目が急にぐるぐるぐると回り出して口を閉じているのに、「島本殺す島本殺す島本殺す」と言い出してケーブルを引き千切って駆け、車内から飛び降りた。

「水木殺したい」

 私の体の中からも声がする。

 比良坂にくっ付いてる水木を叩いて殺して埋めてやりたい。それだけじゃない。比良坂にRO飲ませた他の二人も同じようにしてやりたい。

 違う。

 私はもやもや浮かび上がってくる殺意を振り払う、つもりなのになかなか振り払えない。頭のシュワシュワもますます強くなっていく。シュワシュワというよりバチ! っと電気が走るような音が鳴っている。わかった。敵はこうして知性を置き換えていくんだ。きっととっかかりがなくちゃいけなくて、望みを殺戮の方向に誘導している。これに屈した時が私の終わりだ。

 殺すものか。


「鮎川? なんかあいつ私のことずっと見てくるんだよね」


 心臓が破裂しそうになった。いつの間にか比良坂が私の前にいて、水木たちと教室で話している。机の上にお弁当を広げているのを見るに、お昼ということなのだろうけど、私の姿は教室にはなくて、黒板に記された日付は今日だ。

 私が保健室に行っている時の風景?

 幻覚だ。私は今電車にいる。そもそも、学校のことを敵が知っているはずないし、事実でもない。

「えーなんで?」水木が言う。

「知らない。私のこと好きなんじゃないの?」と言って比良坂が笑う。「私結構話すし」

「それだけじゃずっと見てこないでしょ〜」

「あ。あれかも」と比良坂が卵焼きを口に運びながら、何気ない調子で言う。「絵のこと褒めた。だいぶ前だけど」

「だいぶ前っていつよ」

「えーと、四月?」

「めっちゃ昔じゃん!」

 と大袈裟に叫んで水木が言う。

「ガチじゃんそれやば」

「やばいよね」

 比良坂が眉をほんの少しひそめる。

 さっきの比じゃないくらい心臓が痛む。比良坂が眉をひそめたところなんて見たことないのだ。

 でもそれにしても風景がリアルで私の不安を煽る。敵が世界のどこにでも出現すると言う事実もある。「つまりそれって常に世界中の全ての物質を観測しているってことじゃない?」と私の口が勝手にものを言っている。これも幻覚だ。そうに決まっている。

「人間のことはいつも観察してるんだ。敵だから」

 誰か敵が!

 私は叫んだ。それなのに誰も気づかない。お昼を食べっぱなしだ。

「あなたの頭の中なんだよ。誰もここにいるわけないじゃない。それに他人を頼るのやめなよ」

 敵・私の口がそう言うと、教室の時計が勝手に巻きもどり、私が倒れた午前九時十五分になる。

「鮎川さん保健室に連れて行きます!」

 比良坂が担任に言って私を抱えた。私はその感触を覚えている。今朝のことだから。私を揺らさないようがっちりと支えてくれた。

「鮎川さん。急がなくていいからね」

 景色が飛ぶ。

「うるさくしちゃったね。ごめん」と声がして比良坂が保健室から出てきた。先に待っていた水木と合流する。比良坂の顔がやけに無表情で、私の中で嫌な予感が芽生える。やめて。これ以上見せないで。

「ずーっと黙ってるんだよね」吐き捨てるように比良坂が言った。「言いたいことあるなら言えばいいのに」

「あ〜。あゆむそういうの嫌いだもんね、わかる」と水木が、私よりもずっと長く比良坂と一緒にいた水木が言う。

「仲良くしたいんだったらそうしなよ。私、鮎川さん無理かも」

「まああの子には無理っしょ。そういう感じの子だもん」

「まあね」

 私の真横で比良坂が言う。触れようとしてもすり抜ける。

 違う。仲良くしたい。

 したいんだ。

 でももう無理だ。比良坂は私のことを気にかけていてくれていたのに、私はそのチャンスをずっと不意にし続けてきていて、今日いよいよ決定的に亀裂を生じさせてしまったのだ。

 比良坂はもう私に話しかけてくれたりなんてしないだろう。

 そう考えると敵になるのも悪くないかもしれない。兵器は悲しいとか苦しいとか感じたりしないだろうし、もし感じたとしてもそのうちRO飲んだ人が殺してくれるだろう。

 幻覚にしろそうじゃないにしろ、こんな私は消えた方がいい。

 新たな比良坂が私の前に現れる。怒った顔をしている。頭の方へ手をかざしてくるのを私は受け入れる。

「鮎川さん!」

 私のこめかみから、ぶちん! とケーブルが引き抜かれる。


 比良坂。


 私が倒れていくのを片手で受け止め、比良坂の背中から伸びた反応翼が目にも止まらないスピードで、敵を切り裂く。

 敵が二、三歩進み、溶けながらバラバラになる。

「やばかったぁー」

 焦ったように比良坂が言って、私のこめかみを見る。

「大丈夫? ……じゃないかぁ。ごめんね、もっと早く助けられなくて」

「私は……」

「パイロット型の侵襲ケーブルのせいだよ。幻覚見せて感情を一種類に統合してくるの。で一つの目的意識を……まあそんなことどうでもいいよね、ごめん。怖かったよね? もう平気だよ」

「他の車両は……」

「大丈夫! 水木たちが何とかしてくれてるし、列車の方は私の先輩が担当してくれてるから。安心してよ鮎川さん」

「比良坂さん」

 私がか細い声で言うと「ん?」と比良坂が耳を傾けてくれる。言いたいことがある。助けてくれてありがとう。友達になってほしい。そういうシンプルなことを。

 比良坂は私を抱えて扉までいく。反応翼を翼竜みたいに広げて飛ぶつもりだ。飛び立つ前に私はROをピルケースから手のひらに出した。

「あ」


 水なしでROを飲み込むと比良坂が声を上げる。


 私はうつむく。RO飲んだくらいで比良坂と友達になれるとは思っていない。幻覚が見せたものが本当に嘘かもわからない。でも、比良坂に助けられた分は返してあげたい。それで多分、その時には、比良坂を助けられるようになった時には、私も勇気を出せるようになっているはずだ。これが今の精一杯。

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