第378話 新部員達
ボードゲーム部に新たな仲間が200人以上入ってきた。
これは俺がまだ見切れていない為に取り敢えず200人を入れたという事である。
また時間がある時に俺が書類を見てボードゲーム部に入れる人材を決めるつもりだ。
と言うか人材が多すぎて部室棟一個じゃ足りないと判断したのか、近くの土地を買い漁り、新たな部室棟を作る方向で話が進んでいる。
もう旧部室はいらないのでは? と思うだろうが、基本的に俺たちは旧部室にいるつもりだ。
なんか人が多いし、ボードゲームに興味あるのか分からない連中が多くてちょっと気に食わないんだよな...。
一応方針として毎日一回はボードゲームで遊ぶと言うのを学校側が条件化しているが、やっぱり条件をつけないとゲームをやらないと言うのは間違っている気がするのだ...。
(ゲームって誰かに強制されてやるもんじゃないよな?)
なんだかそう思わずにはいられない。
学校が発展するのは嬉しい事だが、なんだか最近の学校はやりすぎな気がする...。
一応新しく入ってきた子達には自由にやらせているが、これじゃない感がすごい...。
明らかにやる気のある子もいるのだが、それもボードゲームがやりたいというよりは【覚醒者】としての技能を学びたいと言う者達が多いのだ。
このままでは本当にボードゲームだけをしたい【非覚醒者】がハブられそうでなんか嫌だったのだ。
そう考えた俺は一声を上げるのだった。
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