第234話 クリスマスパーティ

「クリスマスパーティ!? なんだそりゃ!」


 未だに4天龍戦と伊藤戦に加われなかったことを根に持っているミルティが声を上げた。


「クリスマスパーティってのはね、皆で遊んだり美味しいものを食べたりしながら夜まで騒ぐ聖なる夜の事だよ」


 真菜がそう呟くとミルティは興奮していた。


「マジか!!! めっちゃ食べよう!」


「いや、お前にめっちゃ食われたら家計が火の車になるんだが...」


 いくら稼いでるとは言ってもミルティの食い気はやばい。


 むしろこいつがいるから【覚醒者】は絶対にやめられないなと思う。


(亡霊騎士とまでは言わないが、せめてフワン達レベルの食い気で収まってくれよ...)


 ケロナやスノウと同じ蛙人族だとは思えないほどにミルティの食い気は常軌を逸しているのだ。


 その凄まじい食い気たるやまさしく某ピンクのまんまる玉を連想してしまうほどである。


 まあ、今の俺らであれば毎日稼げる分問題ないのだが、学校が始まったら亡霊騎士達にはもっと稼ぎに行かせないといけないとは思う。


 正直言うとグレインも稼ぎに行かせたいのだが、またいつ何時【ゲートブレイク】のような大惨事が起きるとも限らないので、母さんの影にはグレインと全兵種を1人ずつ潜伏させてある。


 あいつらの中で1番頼りになるグレインと全兵種が合わさればある程度の困難は打破できるだろう。


 俺はグレインにかなりの信頼を置いてあるし、あいつ自身もかなり乗り気で「和希様の母上の警護で有れば、このグレイン! 必ずや果たすして見せましょう」と言ってくたからな。


 ああ、そうそう全兵種といえばあの後伊藤用に【拷問兵】×10と回復用の【神官兵】×10を仲間にしたんだった。


 更にレベルを上げていると、そいつらが仲間を増やしてくれて全兵種が20人ずつに増えたのも忘れてはいけない。


 俺はメニュー画面でドレイク騎士団のページを見るのだった。


【ドレイク騎士団長・グレイン】


【ドレイク騎士・双剣士】×20


【ドレイク騎士・魔弓兵】×20


【ドレイク騎士・超重装兵】×20


【ドレイク騎士・魔法兵】×20


【ドレイク騎士・多彩武器兵】×20


【ドレイク騎士・暗殺兵】×20


【ドレイク騎士・槍兵】×20


【ドレイク騎士・傭兵】×20


【ドレイク騎士・拷問兵】×20


【ドレイク騎士・神官兵】×20

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