第56話 カエル娘をテイム

 俺は当然ミルティの承諾を受けた。


 すると...!


「おおっ!?」


「どうした!?」


 仲間になっが瞬間に彼女は声を上げた。


「いやさ、和希に使役されることを受け入れたら体の奥底から力が湧いてきたんだよ。いや〜驚いた〜」


「なんだそれ!?」


 いや、【弱体術師】のEXスキルの中には【使役魔物強化】と言う物がある。


 もしかしたらそのおかげかもしれないな。


 そしてついでのようにケロナもテイムさせてもらった。


 ...一応ミルティの能力だけ見ておこうか。


 俺はメニュー画面で彼女のステータスを確認する。


 ミルティ=あまみん【蛙人・突然変異種】レベル9


 HP ・145


 MP・78


 力・130


 守り・67


 素早さ・156


 知力・30


 器用さ・8


 攻撃魔力・200


 回復魔力・50


 妨害魔力・0


 耐性『【炎ダメージ無効】【風属性ダメージ半減】』


 マイナス耐性『【水ダメージ2倍】』


 EXスキル『【炎魔法得意】【炎属性ダメージ強化】【ケロナとの姉妹愛】』


 攻撃スキル『【炎剣】【クロスフレイム】【フレイムダガー】』


 魔法『【炎属性攻撃魔法・小】【炎属性回復魔法・小】』


「ほう...!」


 俺は思わず声を上げた。


 レベルは確かに低いのだが、ステータスと覚えている技はかなり優秀だ。


 完全に近接アタッカーとしての性能をしているからこそ、アル子と競争することになるだろうが、こちらの方が素早さが高いので差別化は可能だ。


 ちなみにケロナの方も見てみたが、完全にミルティを防御によせて水属性にしたような性能をしていた。


「これからよろしくな! ミルティ!」


「ああ!」


 俺と彼女は拳を握り互いにぶつけ合うのだった。

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