第31話 俺のステータス②

 俺は帰り道でステータスを開く。


 高坂和希【弱体術師】レベル12


 HP ・73


 MP・145


 力・16+2


 守り・21+1+5


 素早さ・67


 知力・57


 器用さ・23


 攻撃魔力・0+100


 回復魔力・0


 妨害魔力・296+50


 耐性『精神系無効』


 EXスキル『【魔物テイム(2/10)】【育成中の魔物成長率UP】【魔物テイム率UP】【鉱石の目利き】【デバフ拡散・小】【装備鑑定】』


 魔法『【攻撃弱体化・小】【防御弱体化・小】【速度弱体化・小】【知力弱体化・小】』


 装備品


 武器【エルフの片手杖】


 攻撃力+2


 攻撃魔力+100


 妨害魔力+50


『いずれ蒼き英雄と共に巨悪と対峙するエルフの少女の作った原初の片手杖。その才能は既に開花しつつある...』


 防具【制服】


 防御力+1


『普通の制服。防御力はあまり無い』


【ゴブリンリーダーの盾】


 防御力+5


『ゴブリンリーダーの盾。持ち手が木で作られた石の盾。防御力はあまり高くないがないよりかはマシである』


「...ふむ」


「どうしたのカズ君?」


 結美に声をかけられた俺は自分のステータスを確認していたことを伝える。


「ああ、ステータスね。私も結構上がってるよ」


「へぇ...。何レベくらいだ?」


「えっとね...。21かな」


「21!? めっちゃ高いじゃん!」


「そうかな? 無我夢中でトロルを倒してたらどんどんレベルが上がって行ったからあんまり実感ないんだよね」


「...」


(よく考えたら結美ってトロルの大群を倒したんだよな? 相当強い職業なんじゃないか?)


 そう思った俺は結美にこう言ってみた。


「結美の職業はなんだったんだ?」


「私の職業? えっと確か...」


 彼女の言葉を聞いたときには驚いてしまった。


 なぜなら、普段の彼女からは想像もつかないような職業だったからである。


「えっ? 聞き間違いか?」


「ううん、私の職業は...」

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