第15話
数日前の団長室での出来事。
クレイがやってくる前に亜人のマリイが団長のライルに呼ばれていた。
「よく来たな」
ライルはそう言いながらマリイの大きな胸を鷲掴みにする。
「なっ……」
マリイは恥ずかしそうにするが抵抗はしない。
マリイにとってライルは奴隷から引き上げてくれた主人である。
ギルドの亜人が主人に逆らうことはまた奴隷に戻るということを意味する。
「な、なんの用よ?」
「大した用はない。ただお前の視線が気になってな。随分クレイに向いてるじゃないか?」
「べ、べつにそんなことないわ。ただ紋章のお礼を言っただけよ」
「ふん。まあいい。もうすぐクレイが来る。と言っていたら来たな」
部屋のドアがノックされ、向こうからクレイの声が聞こえた。
「少し待て」
ライルはそう命じるとマリイを見下ろした。
「お前も一緒にいろ。そこでな」
ライルが指さしたのは大きなテーブルの下だった。
「失礼します……」
クレイが入室した時、マリイはテーブルの下で女の子座りをしていた。
ちょうどライルの開いた足の間に座ることになる。
するとライルはベルトを緩め、ズボンをずらした。
それがぼろんと現れるとマリイは顔を赤らめ、小声で抗議する。
「ちょ、ちょっと、クレイがいるのに……」
だがライルは無視してマリイの頭を掴んで引き寄せた。
マリイは涙ぐみながらも観念して口を開いた。
それを咥えるとじゅぼじゅぼと慣れた様子で頭を前後に動かしていく。
(お願いクレイ……。気付かないで……)
マリイはそう願っていることも知らず、クレイは辺りを見渡していた。
大きな胸は揺れたせいで片方はビキニから飛び出て激しく波打っていた。
「あれ? なにか変な音がしませんか? 水っぽい感じの」
マリイはドキッとして動きを止めた。
だがすぐライルに頭をつかまれ、再開させられた。
「いや。聞こえないな」
団長にそう言われると下っ端のクレイは気のせいと思うしかない。
マリイは安堵しながらも次第に大きくなるそれに喉を刺激されて下着を濡らしていた。
(お願い……。早く終わって……)
そう願いマリイは衝撃の言葉を聞くことになる。
クレイがクビになる。
(そんな……。なんでクレイが……)
マリイは悲しんでいる時だった。
ライルがマリイの顔を自分の股に押しつけた。
同時に絶頂を迎え、多くの精液がマリイの中に注がれていく。
マリイは泣きながらもごくごくとそれを受け止め、溺れないように飲み込んでいく。
しばらくするとクレイは肩を落としながら退職金を受け取り、部屋から出て行った。
ドアが閉まるとライルは机の下を覗いた。
自分のモノをマリイの口から引き抜くとそのまま開けさせる。
マリイの口の中には白いゼリーのような精液が大量に残されていた。
マリイがぶくぶくとそれを膨らませ、苦しそうにしていると主人から許可が出る。
「いいぞ。飲み込め」
ライルの命により、マリイは口の中のものを全て飲み込んだ。
「はあ……はあ……はあ……」
息を荒くするマリイはライルを涙目で睨んだ。
「なんでクレイをクビにしたの?」
「仕方ないだろう。組織が上に行けば使えない者が出てくる。それを優秀な者と交換するのも俺の仕事だ。紋章使いを一人雇うより即戦力になる人材を雇う方がギルドとしても重要だ。もう何人かはスカウトしている。優秀な亜人達をな」
ライルはマリイの首輪に繋がれた鎖を引っ張り、顔を近づけた。
「お前の活躍も期待してる。これまで通り頑張ってくれ」
ライルはニヤリと笑う。
「俺は優秀な人材が大好きだからな。結果を出した奴にはそれ相応の褒美を取らせる。当然お前にもだ。ほら。立て。隣の部屋に行くぞ」
ライルに引っ張られるようにしてマリイは立ち上がり、隣の部屋へと連れて行かれた。
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それが終わったのは太陽が昇った後だった。
クスリが回りきったマリイは気絶しながら痙攣を繰り返し、白目を剥いて舌を伸ばしていた。
時折注がれた精液をショーツの下から逆流させると気絶したまま絶頂を繰り返す。
男達が眠る中、起きているのはエレノアだけだった。
エレノアはマリイを見ながら微笑む。
その体は中も外も精液で満たされている。
「ふふふ。随分気持ちよさそうね。安心して眠りなさい。色のない世界のためにも」
マリイはまた痙攣し、俯けになったまま足をピンと伸ばしている。
男達が疲れ果てて眠る中、エレノアの言葉を聞く者は誰もいなかった。
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