クトゥルフ・シナリオ集(オリジナルシナリオ)

小雨(こあめ、小飴)

落雪探訪(製作中)1~4人用


シナリオ概要

金切り山に登山に来ていた探索者と観光客は登山中に突然天気が崩れ、猛吹雪の中一番近い避難所に向かうことになる。しかし急斜面の道中で雪崩にのまれてしまう。どうにか雪の山から抜け出した探索者は助けを求める一人の男性を見つける。これを助けてもいいし、無視してもよい。その後、洞窟を見つけた探索者は避難するために侵入する。そこには人工的な階段があり、下っている途中で洞窟に雪崩の第2波が侵入し出口をふさがれてしまう。明らかに意図的に作られた階段を下り、探索者たちはこの窮地を脱出しなければならない。

・所要時間


・難易度

初心者~中級者向け


・こんな方向け

広めの探索範囲で自由に探索がしたい

一直線ではないシナリオを遊びたい

◆舞台...金切り山(冬)

風が吹き下ろすときに金切り音のような音がするため、その名がついた。夏場は時折吹き荒れる突風に注意して登山すればよいが、冬場は降り積もる雪と入れ替わる天候差が激しく、吹雪の際は一寸先も見えないくらい激しくなることもある。また、雪崩も頻繁に起きるため、遭難者が後を絶えない。噂では山の中で怪しい実験が行われているという事もまことしやかにささやかれている。

◆探索者たち

金切り山に登山に来た登山客。日本人であればどこの出身でも構わない。ただし標準語を使えること。科学者関係、エンジニア関係、小学生は使用禁止。また、銃関係、刀関係のスキルも禁止(銃刀法違反になるため)。探索者同士の間柄の関係は自由だがNPCとは完全に無関係であること(接点がないこと)。また、応急手当忍び歩き、幸運などのスキルがあると探索を有利に進められるだろう。

◆シナリオのあらすじ

1、探索者たちは雪の残る快晴の日にインストラクターに連れられ30人規模の団体で登山している。中腹まで登ったところで天候が急転し、吹雪が吹き荒れる。インストラクターの指示でこの時点で7合目避難所に目的地を変更する。

2、6合目辺りまで登った頃(引き返したりできない頃)、轟音と共に頭上から雪崩が迫ってきており、成すすべなく飲まれる。雪崩発生から20分後、探索者たちは徐々に意識がはっきりとして、各々雪崩から抜け出す。探索者(1~4)人が抜け出し自分たちだけが取り残されてしまったことを確認する。

3-a、(1~4)人の近くで声が聞こえる。そちらを向くと一人の男性が下半身が埋まった状態で助けを求めていたため、救助した。

しかし、天候がより悪化してきて絶望感が漂う中、救助した男性が洞窟を見つけ中に入る。人工的な階段が奥にあり、探索者たちはそこを下っていく。途中で再び轟音が鳴り響き、階段の上へ確認に行くと洞窟の入り口が雪崩で封鎖されてしまった。探索者たちは何もしなくてもこのままでは死んでしまうと直感的に感じ取り、行動を起こす。

3-b、(1~4)人の近くで声が聞こえる。そちらを向くと一人の男性が下半身が埋まった状態で助けを求めていたたが無視して自分たちが助かることを優先する。

 天候がより悪化してきて絶望感が漂う中、探索者たちは洞窟を見つけ中に入る。人工的な階段が奥にあり、探索者たちはそこを下っていく。途中で再び轟音が鳴り響き、階段の上へ確認に行くと洞窟の入り口が雪崩で封鎖されてしまった。探索者たちは何もしなくてもこのままでは死んでしまうと直感的に感じ取り、行動を起こす。

◆シナリオの真相

探索者たちの立ち入った施設は悪の科学者”ドクター・モンゴメリー”の悪魔を降臨させるための儀式部屋とその生贄などを監禁することを目的に設立された施設で、未知の力で雪崩などを発生させて滑落させ、生き残った者を洞窟に誘導し弱ったところで生贄にする。モンゴメリーはあちこちにメモ書きをする性格のため、くまなく部屋を探せば何かしら解決の糸口は見えるだろう。

◆解決方法

1、モンゴメリーの討伐か持ち物の鍵を掏り取っての施設からの脱出

2、施設の合いかぎの発見及び施設からの脱出

3、化学薬の調合による”劇薬”を調合し鍵の破壊及び施設からの脱出

4、儀式を成功させ、悪魔を召喚し願いをかなえてもらう

◆登場人物

・浅田 稲穂(あさだ いなほ)32歳(NPC・キーパー操作キャラ)

 雪崩の生存者(または犠牲者)性格は真面目で、普段はふもとの会社で営業部の部長をしている。遭難の危機にも落ち着いて対処し、脱出の糸口をまじめに探してくれるだろう。もしくは……儀式に利用してもいいかもしれない。もちろん抵抗はされるだろうが……

キャラシ

STR・15   SIZ・17         SAN・45    マジックポイント・9

CON・15   INT・11         幸運・45          経理・50

POW・9   EDU・12       アイデア・55     コンピューター・80

DEX ・11   知識・60   法律・35 説得・65

APP・9                耐久力・16   心理学10 信用・30

                   応急手当・40  登攀・40 鍵開け・30

                 ダメージボーナス・1D4

・探索者たち

 雪崩の生存者(以下、プロフィール)

キャラシ

STR・3D6   SIZ・2D6+6         SAN・POWx5   

CON・3D6   INT・2D6+6        幸運・45 POWx5        

POW・3D6   EDU・3D6+3       アイデア・INTx5   

DEX ・3D6    知識・EDUx5  

APP・3D6               耐久力・(CON+SIZ)÷2

マジックポイント・POWx1

                      職業技能・EDUx20

                      趣味技能・INTx20

                    ダメージボーナス・STR+SIZ


※他シナリオのキャラの持ち込みは禁止(周回キャラは持ち込み可能)

◆シナリオ開始前の出来事

2001年、7月6日、金切り山3合目遭難事故

2003年、12月23日、金切り山崩落事故

2004年、11月30日、原浅内閣発足

2005年、1月11日、世界同時多発テロ

2005年、8月23日、初雁空港立てこもり事件

2008年、2月2日、高砂子山滑落事故

2008年、2月3日、金切り山8合目遭難事故

2009年、9月31日、原浅内閣総辞職

2009年、10月23日、珠水内閣発足

2010年、10月22日、明石峠大交通事故

2012年、1月4日、金切り山雪崩事故(導入時点)

◆シナリオ本編

*シナリオの導入

1、本日は快晴、雪は積もっているが登山道にはあまりなく非常に上りやすい道を、探索者含む観光団体は5合目を和気あいあいと進んでいた。しかし数十分で天気が一気に曇天になり、雪が降り始め、金切り山特有のヒュウヒュウという金切り音にも聞こえる暴風で猛吹雪となる。

2,インストラクター「このままでは危険です! 7合目の避難場所を目指しましょう!」

 インストラクターの言葉に従い7合目に避難することを決め、山を登っていく。

(インストラクターの発言を無視または山を下ろうとした場合、その場で雪崩を発生させる※回避不可)

3,6合目を登山中に轟音と共に雪崩が発生する。探索者含む一行は逃げる間もなく巻き込まれる。(広範囲の雪崩のため、回避は自動失敗)ダメージロール1D4

4,探索者たちは気が付くと自分たちだけになっていた。辺りは吹雪いており、一帯は一面雪景色だ。(1~4人)の探索者たちはとりあえず集まって現状の確認をする。(目星)成功した探索者は下半身の埋まった男性を発見する。

5-a、助けた男性はお礼を言うと、「ここは危険です、どこか安全な場所に避難しましょう……あの洞窟が安全そうですね! 行きましょう!」と、いわれるのでついていく。(拒否して洞窟に入らないと凍死でキャラクターロスト、ゲームオーバー)

5-b(目星失敗、または助けなかった場合)目星、または幸運を振る。成功した探索者は洞窟を見つける。

*以降、自由行動

行き先の候補となる謎の施設


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クトゥルフ・シナリオ集(オリジナルシナリオ) 小雨(こあめ、小飴) @coame_syousetu

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