本編~第1章~

プロローグ 社会は不公平です、、、、。

黒木くろきくん ちょっといいかな。」

「あ、、、、。はい。」

会社の上司部長に呼ばれて会議室に呼ばれた。

薄い暗い会議室の椅子に、俺は腰を下ろした。


腰を下ろした直後に部長の口が開いた。

黒木くろきくん、、。すまない。今日をもって君はクビだ。」

と、部長が突如クビ宣告を言い渡された。


「オーーーーーーーーーーーーー

マイガーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

三十路になった夏に

俺は、会社をクビになってしまった、、。

その後、記憶にあるのは、会社にある自分の私物をまとめて家に帰宅した。





 ~~~~~~~~~~~~ 翌日 ~~~~~~~~~~~~


ミーンミンミンミンミーとミンミンゼミが鳴く音を聞きながら

公園のベンチで俺は、解雇通知を見ている、、。


【解雇通知】  黒木 心 殿

                  2030年8月1日

            株式会社 亞苦馬あくまホールディングス

            代表取締役 亞苦馬あくま 空怪くうかい


誠に遺憾ではありますが、弊社の労働基準法20条により、

貴殿を、2030年8月1日をもって解雇いたします。






はあ、、、、、、、。現実なのか、、、。

とため息が出てきてしまう。


今から職を見つけるにも、現代の社会は20年前の2010年に

突如全世界にダンジョンが突如発見されてから

ダンジョンが発見されてからの社会に大きな変化をもたらした。

特に日本の終身雇用制度が崩壊し、超実力社会になってしまった。


超実力社会の現代は、年齢に関係なく実力のみで判断されてしまう。

おれは、だ。


「まあ、労基を無視したブラック企業だしな、、。」

と落ち込んでいると、子供やその両親たちが公園に集まってきた。

集まってきたたちからの目線が痛いほど伝わってきた。


「やあねぇ~~!こんな平日の真昼間にいい大人がこんな所にいるなんてねぇ。」

「そうよ!そうよ!」

と言った言葉を聞こえてくるように話している、、。

俺は、嫌味な言葉と視線に耐えられなく公園を後にした。


その帰り道いつも仕事の帰りに通る道を歩いていると、

寂しさがひしひしと襲い掛かってくるような感情を感じた。


「しんちゃん~~~~~!!」と若々しい高い声で遠くから聞こえてきた。

俺は、襲ってくる寂しさを押さえて顔上げると、、、

声の先には、母親が立っていた。









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