第8話 開闢

月が明るく照らす夜

星は爛々と瞬き

運命の時計は再び鴇を刻み始めた

帰って来たよと

君が気付くように

小さな跫音 (あしおと)をたてた



また君と話しができる

私が囁き

君が耳を傾ける

私の声を聴き

君が言葉を紡ぐ


二人の想いを織り込んで物語を創ろう




ただいま


君は戸を開(あけ)て


私の心の窓を闢(ひら)いたんだ

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