第5話 セピア色の夏
センチメンタルな夏空を
見上げていたのは
昨日の私
今、目の前に見ているのは
燃えるように赤い夕焼け空
一筋の飛行機雲が
突き抜ける
追いかけた私が
目にしたのは
もちゅもちゅ笑う
マシュマロのように
甘く、蕩ける
2人の影だった
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