応援コメント

3.春の花を髪に挿し」への応援コメント

  • 互いに深く思いあっているけど、明日には分かたれてしまう二人に、切なさを感じました。
    ミカハに対する思いや願いを言葉にはせず、喜びを顔に出せず、日陰から眼差しを向けるシギヤ。素直に振る舞い、太陽の光の中ではしゃぐミカハ。二人の対称的な様子が、より切なかったです。
    何でもないように振る舞っているミカハも、シギヤに花を選んでもらったり、最後の化粧を頼んだり、きっと胸の中には色んな気持ちがあるのだろうなと思いました。
    こんなにも明るくて温かいミカハも、明日には冷たく、姿も声も重みも何もかもが無くなってしまうのですね。でもシギヤの中には、生きていたミカハの何もかもが、いつまでも鮮やかに残るのだと思いました。

    儀式や家、日用品、そして調理の描写なんかから、この世界の文化や生活が色濃く感じられて、そちらもたまらなかったです!

    作者からの返信

    素敵なコメントとレビューありがとうございます!
    向こう側の世界が意外と本当にあるのかもしれないけれども、それはそれ、これはこれなところを掘り下げてみました。
    衣食住を特に頑張って書いた作品なので、褒めてもらえて嬉しいです。

  • はじめまして、コメント失礼します。
    生け贄的な風習、現代では恐ろしくて考えられませんが、当時では当然のことでしたものね。

    ミカハにとっては当たり前のことであって、人の死を忌むまではない。
    でもシギヤは今から殺される立場ですから、どれほど恐ろしく、ミカハとの別れがつらかったことでしょう。

    そんな二人が対照的に描かれていて、おもしろかったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    あっち側の世界を信じる者と、信じない者。
    そういう対比を楽しんでもらえたらなら嬉しいです。