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2024年5月24日 23:02
互いに深く思いあっているけど、明日には分かたれてしまう二人に、切なさを感じました。ミカハに対する思いや願いを言葉にはせず、喜びを顔に出せず、日陰から眼差しを向けるシギヤ。素直に振る舞い、太陽の光の中ではしゃぐミカハ。二人の対称的な様子が、より切なかったです。何でもないように振る舞っているミカハも、シギヤに花を選んでもらったり、最後の化粧を頼んだり、きっと胸の中には色んな気持ちがあるのだろうなと思いました。こんなにも明るくて温かいミカハも、明日には冷たく、姿も声も重みも何もかもが無くなってしまうのですね。でもシギヤの中には、生きていたミカハの何もかもが、いつまでも鮮やかに残るのだと思いました。儀式や家、日用品、そして調理の描写なんかから、この世界の文化や生活が色濃く感じられて、そちらもたまらなかったです!
作者からの返信
素敵なコメントとレビューありがとうございます!向こう側の世界が意外と本当にあるのかもしれないけれども、それはそれ、これはこれなところを掘り下げてみました。衣食住を特に頑張って書いた作品なので、褒めてもらえて嬉しいです。
2023年12月22日 08:21
はじめまして、コメント失礼します。生け贄的な風習、現代では恐ろしくて考えられませんが、当時では当然のことでしたものね。ミカハにとっては当たり前のことであって、人の死を忌むまではない。でもシギヤは今から殺される立場ですから、どれほど恐ろしく、ミカハとの別れがつらかったことでしょう。そんな二人が対照的に描かれていて、おもしろかったです。
ありがとうございます!あっち側の世界を信じる者と、信じない者。そういう対比を楽しんでもらえたらなら嬉しいです。
互いに深く思いあっているけど、明日には分かたれてしまう二人に、切なさを感じました。
ミカハに対する思いや願いを言葉にはせず、喜びを顔に出せず、日陰から眼差しを向けるシギヤ。素直に振る舞い、太陽の光の中ではしゃぐミカハ。二人の対称的な様子が、より切なかったです。
何でもないように振る舞っているミカハも、シギヤに花を選んでもらったり、最後の化粧を頼んだり、きっと胸の中には色んな気持ちがあるのだろうなと思いました。
こんなにも明るくて温かいミカハも、明日には冷たく、姿も声も重みも何もかもが無くなってしまうのですね。でもシギヤの中には、生きていたミカハの何もかもが、いつまでも鮮やかに残るのだと思いました。
儀式や家、日用品、そして調理の描写なんかから、この世界の文化や生活が色濃く感じられて、そちらもたまらなかったです!
作者からの返信
素敵なコメントとレビューありがとうございます!
向こう側の世界が意外と本当にあるのかもしれないけれども、それはそれ、これはこれなところを掘り下げてみました。
衣食住を特に頑張って書いた作品なので、褒めてもらえて嬉しいです。