第3話 ピーター

今はあまり覚えていないが僕は岡山県というところで生まれたらしい。

今はパパもママも兄弟のことも少ししか覚えていない。

少し大きくなったらママと離れて東京というところに来た。

ただ、お家の中には知らない子たちがいる。

あまり仲良くなれそうにないなぁと思いながら毎日を過ごしている。

時々、知らない人が僕を触ったりして怖い思いをしながら過ごさなければいけないのがすごく嫌だ。


ある夜、また知らない男の人が来て僕らを見に来た。

もう怖いから静かにしているようにした。

男の人と僕たちをお世話してくれる人が話している。


少しすると僕は抱きかかえられ、小さな箱に入れられた。

僕は怖がりだからどうなっているのかわからず震えていた。


どれくらい時間が経っただろうか。。

いきなり光が差し込み、箱から顔を出すとそこは知らない場所だった。

そしてさっき話していた男の人がひょこっと顔を出し、僕を抱えて箱から出してくれた。

そして知らないお家に入れてくれた。


ここどこだろう。

男の人はここが僕のお家だよと教えてくれた。

そして僕のことを「ピーター」と呼んでいる。

「ピーター」これが僕の名前らしい。

そしてこの男の人が僕の家主の月野という男らしい。


これから僕はこの人とずっと過ごしていくみたいだ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る