あお〜い青い空が広がっています。

太陽のちからをかりて、すがすがしい色。


けれど、おやおや……

なんだか空がくすんできました。

気がつけば、もやもやした雲がやってきて、

あっという間に太陽を隠してしまいました。


太陽がなくなれば、

どんより暗くなってしまいます。


もやもやもや、もやもやもや……

雲がふえて、かげって、

空は黒くも、白んでしまいました。


ぐっと冷えていきます。

すーすーと風が吹き抜けていきます。


すれば、ぱらぱら……

冷たい雨が降ってしまいました。


ぱらぱら、ぱらぱら……

次第に、

ざーざー、ざーざー……

荒んでいきます。




でも、


でもね、


それで、いいんです。




雨が降るのはとっても大切なこと。


雨はすべてを洗い流して、

さらには潤してくれるんです。




そして、


ほら、


見て、虹がかかってる。




雨が降ったあとには虹がかかるんです。

そして、

世界がきらきら輝くんです。


輝いているということは、

ちゃんと太陽が照らしてくれているんです。


たとえ雲に隠れても、

太陽はそばにいてくれるんです。


夜には月がいてくれますね。




だから今日も、空は広がっているんです。



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