転生不登校~不登校だけど転生したんだが~

サクラ井Cherry

プロローグ

俺は中学三年生。受験に苦しむどこにでもいるただの学生だ、だが少し違うところがあるそれは学校にあまり行っていない、いわゆる不登校と言うものに限りなく近い。






 「あークソ眠むい休みてー」




 毎朝のごとくそんなやる気のない言葉を発する。今日は学校に行かなければならない日だ、なぜなら担任に「定時高校に行くにしても最低限の出席日数がないといけない」と言われてしまったからである今日はその最低限の出席の日なのである。




 「さて飯食って行くか」




 いつものごとくゆっくりと食べ、着替えて遅刻して行く。なぜ遅刻するのか? 単純に同級生に一人で通学するところを見られたくないからだ。さてタバコ吸って学校行くかな。




 「おれ? 切らしてしまった、まあ俺ヘビースモーカーだし、しゃあないな」




 と誰もいなくてもイキる、これが俺の最低限のプライドを守る秘訣だ。だがその肝心のタバコが無い、これはかなりまずい。買いに行かなければ。




 「レシートはいいです。」




 「お買い上げありがとうございます」




 タバコを咥えアニソンをイヤホンに流す。信号が青になったので渡ると、なぜか周りが騒がしいこんな早い時間にでかい声で叫ぶとか非常識だろ。




 「ブーブー」




 「おい危ないぞ!」




 うるせえな、あおり運転かよ、頼むから黙って煽ってほしいものだ。




 「ブーブーブーブーブーーーー」




 「トラック! 止まれ!」






 マジでうるさいイヤホン越しに聞こえるって声でかすぎんだろ! キ○ガイかよ、次大声出したら流石に文句を言おう。






 「ブーーーーブーブーブーーーーーーーーーーー」




 「止まんねえぞ! おいガキ早くどけ轢かれるぞ」






 あーもうプッツンしたぜ、ブ殺○俺は我慢したぞ今からキレるぞ俺は、端から見ればキ○ガイがキ○ガイに文句言ってるように見えるかもしれないがそんなことは関係ない。






 「さっきからうるせえぞクソ・・・・・・」




 「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」




 「そういうことか危ないのは俺か」






 トラックは凄いスピードで俺に突っ込み俺の体は信号機より高く飛んだ。あークソ痛い、なんでこうなった、何があったと理解が追いつかない頭に浮かんだのは過去の記憶だ、いわゆる走馬灯というやつだろうか。




 「母さんなんで俺を産んだんだの?」




 「全部お前のせいだ!」




 「俺もあんたが母親じゃなければ・・・・・・」




 「あんたなんて墮せばよかった!!」




 「俺だってあんたの腹の中で死んだほうが良かったよ!!」




 あークソこんな時にも思いだす。母親は俺が中一の時に鬱になったそっから変わった、弟の父親と離婚して俺を祖母の家に送った。              


 それから一年後母親の申し出で、俺とまた暮らしたいと言ってきた。俺はそれを承諾した、なぜなら祖母の家に俺の立場は無かったからだ 。        


 その半年後俺が中三に上がる頃母親に、祖母の家にまた送られたその時喧嘩した。           


 きっかけは俺の一言だった、たしか「子供がどうたらって言うくせ男が優先なんだな」だ、あの女は元々尻軽○ッチだから俺よりも弟よりも男による安心や快楽、安定を優先し選んだ。                        


 「子供が轢かれたぞ!」 




 「救急車よんでくれ!」




 「警察をよんでくれ!」




 体が地面に落ちて頭が割れ、両足が吹き飛んだ。意識が薄れ、死を感じる。逆に即死しなかったのは運が良かったな、まぁこれで死る、明日の事を考えずに済むやっと終わるやっと楽になれる。


 


 次があるとするならうまいもん食いたい、うまいもん飲みたい、いい女抱きたい、いい親の元に生まれたいなにより。


 


 「愛され・・・・・・た・・・・・・・・・・・・い」










----------------------------------------










 目が覚めた。明るい。なんか濡れてる。目の前に女と男がいる奥にはメイド? ぽいのがいるここは天国でこいつらは天使ってやつか? そんな訳は無いか、夢見オタクになるところだった。


 


 お? 女がなんか言ってる何言ってる分からないが、凄くきれいな人だ外国人かな?           


 まあどうせ未成年だし、死にかけたし、よし俺は開き直るぜ! 天使だろうが犯してやる手始めにそのでかい胸だ! イケ! 俺の初めて! 


 


 「あう? う? ぶー? あうーー!?」




 俺の手が小さい!? どういう事だ! 腕も短い!


それに首が動かない、どうなってんだ? そもそも体重60キロはある俺を抱いているこの女は、どんな腕力してんよ。


 


 また目の前の男女意味分からない言語喋り始めたぞ、よく見るとイチャついている? ふざけんな俺は病人なんだが、とりあえず落ち着こう、よく見るとこの部屋には暖炉あるし、剣もあるし、よくわかんない地図もある。




 うーん? まさか! まさかこれは!? 異世界転生と言うやつか? 


 だよな俺トラックに轢かれて死んだし、マジでラノベみたいな事ってあるんだな。           


 つまり転生ということは目の前でイチャついている男女は俺のパパとママ!? よし! とりあえず親ガチャは成功だな。両親美形だしメイド雇えるぐらいの金はあるし! 





 やべっ赤ん坊だからか頭使ったら眠くなってきた、とりあえず犯すのは次にしてやるよママ。


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