ふんわかJKトーク②LINEや積雪○センチのニュースから、わかってきた!社会の謎は、ありすぎです。知らんけど。
第1話 「LINEのメッセージが、不思議!」「LINEの文の文末に「。」をつけると、冷たい感じになる」これ、わかる人。ぜひ、読んでください。
ふんわかJKトーク②LINEや積雪○センチのニュースから、わかってきた!社会の謎は、ありすぎです。知らんけど。
@maetaka
第1話 「LINEのメッセージが、不思議!」「LINEの文の文末に「。」をつけると、冷たい感じになる」これ、わかる人。ぜひ、読んでください。
「LINEのメッセージが、不思議!」
「わかる」
JK集団の、昼休み。高校 2年生は、強くて、にぎやかだ。
「私、大発見をしてしまいました!LINEで文章を送って、文末に「。」をつけると、冷たい感じになる」
シズクが、言い出したことだ。
「なるほど」
「そうかも、しれない」
「そう、いわれてみれば」
「良く、気が付いたねえ」
「ヨミだって、言っていたでしょ?」
「…そうだったかな?」
先日。
彼女は、ヨミに、LINEで、こんなメッセージを送っていた。
「じゃあ私、もう寝るから。」
それだけを送ったら、今日の朝、ヨミに、チクッと言われてしまったのだ。
「冷たいなあ、シズクは」
これで、彼女は、心動かされた。
「まさか、「。」で、結んでくるとは」
「え?」
「シズクは、冷たいなあ」
「え、何で?」
午前中、先生のしゃべっていたことを、彼女なりの頭でぶった切り。「。のチカラ」について、ずっと、考えていた。
そのとき、彼女は、気が付いたのだ。
「書き言葉と、話し言葉の違い」
知人や友達に送るLINEの文章は、チャットのようなもの。というのか、チャットそのものか。
やわらかいお気軽な、文章。
話し言葉って、いわれるものだ。
そんなやわらかい文にくらべると、世の中には、かたい文がある。何かの知らせや通知などの、文章だ。
こちらは、書き言葉って、いわれる。
書き言葉は、おかたい。文章の最後には、必ず、「。」がつけられる。つかないと、引きしまらない感じがして、しかたがない。
「。」がついてこその、書き言葉。
強いJKたちなら、これに、敏感。
「私、敏感なの…」
「そういう言い方、やめな!」
だから、ヨミは言ったんだ。
「昨日のあんたの文って、どうなのかな?「。」つけられてかためられていて、かたくて冷たい感じなんですけど」
もちろん、そんなかたい伝えかたは、何とかしたいと思う。そこで、かたさを和らげるために使われるのが、絵文字とか、顔文字、スタンプ。その他に、改行を多くするなんていう工夫もとられる。
LINEのようなやわらかトークに慣れれば慣れるほど、ビシッと「。」をつけた文を送られたら、身構えてしまう人もいるだろうね。
「うわ!LINEで、こんなにも、「。」!これは、かたくて、冷たいなあ!役所の文章かよ!」
シズクは、良い発見を、したんじゃないか。
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