闇に叫べ!8 羅臼殺人事件

鷹山トシキ

第1話

 4人死ぬから誰が死ぬか予想してケロ🐸

 

 3月2日〜19日 - 「2013 ワールド・ベースボール・クラシック」(第3回WBC)開催。

 竜崎、残間、呂宋の3人は羅臼へ向かった。金田一の自宅には『北海道』という旅行雑誌があり、『羅臼』のところに栞が挟んであった。

 羅臼は知床半島を斜里町と二分しており、根室海峡を挟んで北方領土の国後島と対峙している。標高167メートルの高台に、「羅臼国後展望塔」が設けられている。海岸線から標高差が大きいため平地が少なく、川沿いに広がる平地と、海岸沿いの平地に集落を形成している。羅臼の海岸線は何箇所かの難所があるものの徒歩により知床岬へ到達することが可能となっている。

 羅臼町は、北海道東部(道東)の根室振興局にある町。知床半島の東南側に位置する。

 竜崎はグチャグチャになった長宗我部の死体を思い出して気持ちが悪くなった。


 大学の犯罪学の助教授、本間龍平(野村萬斎似)は妻と2人の子供を休暇の旅行に送り出し、羅臼のクラブに食事に出掛けて、仲の良い地方検察庁検事の沖島敏郎や医師の館正人と一緒になり、深酒してしまった。

 沖島は羽場裕一、館は細川たかしに似ていた。

 本間は桜木紫乃『ホテルローヤル』を読み耽り、クラブに遅くまで残った。その帰途に本間はクラブの隣の店頭の飾り窓に陳列されている印象的な美女の油絵の肖像画の前に足を止めて心を奪われ、見とれている。すると、彼の目の前に正しく絵のモデルの木根さとみが突然現れて一緒に飲みに行こうと誘ってきた。さとみはどことなく広末涼子に似ていた。


 その後に二人はさとみの住むアパートに行くが、田中千尋の予期せぬ訪問の場面に遭遇してしまい、これが本間が千尋を殺害してしまう争いに発展する。千尋は猫背椿に似ていた。猫背椿は『チーム・バチスタシリーズ』に出てる女優だ。

 首を絞められて殺され掛けた本間にさとみは咄嗟にはさみを手渡して彼の殺人に加担した。本間は人目の付かぬ遠い森に千尋の死体を遺棄して証拠を隠滅しようとするが、上手くいかずにいくつかの証拠を残してしまう。


 田中千尋の本名は今田千秋、経済界の大物であったためにその行方不明のニュースは大きく取り上げられた。千秋の遺体は硴塚桜によって発見される。捜査に関する知識を持つ沖島だったが、本間を被疑者としてではなく、自身の友人として現場検証に立ち合わせた。公開されていない情報について話す本間に沖島は疑うどころかその推理力に感心すらしている。ところが、千秋のボディーガードを任されていたという歪んだ性格の元警察官の菜奈がさとみの元に現れ、殺人の口止め料として彼女に1万の支払いを要求する。さとみから相談された本間は自分に処方された劇薬を過剰に投与して毒殺する計画を思い付き、彼女に実行させる。菜奈が企みに気付いて計画は失敗し、さらなる口止め料の支払いを要求する。これ以上の支払いは無理だと絶望した本間は放心状態になり、自殺を決意する。


 館はさとみの家を出た直後に竜崎との撃ち合いで殺害されてしまい、警察は残された証拠から死亡した館を千秋殺しの犯人と断定した。さとみは急いで彼女の家に来るように本間に連絡するが、時既に遅し。その頃には本間は劇薬を過剰に摂取して意識が薄れ、椅子にぐったりともたれていた。


 💀千秋、館、本間死亡。残り1人

 

 

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