一言でいうと、面白い小説です。脇役一人ひとりが読後思い出せるほど人物像がよく作り込まれています。主役級がいいのは勿論、モブキャラへの愛着もわきました。格好いいものからコメディチックなものまで、印象深いセリフが多く、重厚なストーリーながら読んでいて飽きさせないことから、作者の高い技量を感じさせます。初めて小説に出会ったときの熱を、いま再び思い出させる。とても良き作品です。結論、おねショタすこ。
転生魔王と勇者のバディの旅はCOOLでBitterでHEAT、そしてちょっぴり胸きゅん!?人生にとっての光と闇、その二面性みたいなものを考えさせられる作品と自分は感じました。スパイものの空気感が好きな人や、キャラクターの持つ焦がれる人の情念が好きな方、ちょっと変わった勇者魔王ものが読みたい方、映画のような読書体験をしたい人にオススメです!