呪われた橋
Rotten flower
末路
ある県のあるところに、川が流れていた。
人はそこに橋を作り、彼岸に集落を建てた。
しかし、ある男が栄えている集落を妬み、ある呪いをかけた。
結果、栄えていた集落は廃れ、廃村集落となってしまった。
そんな伝説があり、この橋は怪奇スポットとして話題になった。
そこに、ある赤色と橙色という奇抜な色の服を着た二人のWhotuberが現れた。
「どうも、日本中の怪奇スポットを廻っている怪奇TVのクレナイです!ダイダイです!」
辺りいっぺんお通夜状態だったので、二人の声が響き、まるで二次会が行われているようだった。
「ここに、として有名な橋、「黄緑橋」があると聞いて参りました!」
黄緑橋はこの怪奇スポットの名前だ。
そのまま、長い挨拶を取りおえると、いつの間にか〇時を過ぎ、次の日になっていた。
「それでは、逢魔時まで待ちたかったのですが、今は冬場で逢魔時には氷点下になるということで今、行きたいと思います!」
すると、赤い服を着た男が小型カメラを持ち、橋のすぐそばへと向かった。
「すごい…邪気を感じます…」
すると、男は橋を渡り始めた…
橙色の服を着た男は、橋のそばで小型カメラがうう写している映像をモニターで見ている。
渡り始めると、男の体温は急激に下がり、霧が出始めた。
男は、小股ながらも歩き続け、約1分経つと、霧により男の姿が見えなくなり、モニターには砂嵐が表示された。
数分後、通信が改善されると、荒い息、何かが追いかけてくる足音を小型カメラは録った。
その後、すぐに、モニターには砂嵐が表示された。
数分後、赤い服を着た男が何事もなかったかのように平然に戻ってきた。
「途中で通信が切れてたけど…」
「別にそれ以外にはなんともなかったよ。」
そう言って、最後に別れの挨拶をしてカメラを止める。
その後、そのWhotuberは解散した。
理由は、クレナイの精神状態の異変だった。
僕は問いたい。
あの時、帰ってきたのは「本物のクレナイ」だったのか?
と。
呪われた橋 Rotten flower @Rotten_flower
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