心について考えてみる

病

私はうつ病であるということがショックだったというより、自分がうつ病にかかるような人間であるということがショックだった。

私の人格はその程度のものだと言われているような気がしたのだ。うつ病にかかるような脆いものだと。

考えすぎだと思うかも知れないが本気でそう感じるのだ。

私は確かに上手くいかないことも多くあったし、優秀ではなかった。でもそれは皆同じことで当たり前なんだ。皆はそれを受け入れ、現実に耐えていた。それなのに私だけ耐えられなかった。

皆と同じ輪の中で活動することのできない、人並み以下の人間なんだときっぱり言われてしまったような気がした。

私はずっと地を這って苦しみに喘ぎながら人よりも劣るというレッテルを貼られ、蔑まれながら生きていかなくてはならない。そんな気がする、してしまうんだ。