今から名乗るのか…

初めに、まず何よりも言わなければならないのだが

私はすっかりさっぱり自分の名前を忘れていた。

神は特に何も言ってはいなかったのでよくわからない。

回想とか実家とかは思い出せるのに名前関連の話だけ全然思い出せない。

私は望まれて生まれたのではないのか。なんでそんな大事なこと忘れとるか。

ともかく名前は大事だ。


彼は大天使アズラーイールさんでいいはず。

そして銀髪褐色腹筋素敵美少女はまだ名乗っていなかった。

しかし女将さんは…


思い出されるのは存在するはずの記憶…!主に幕間の…!



???「まず、あんたがどういう経緯でここに居るのかは聞かない事にしとくよ」


???「私の名前は…」



ダメだ思い出せない。記憶力には自信がある癖に他人に全く興味が持てない。

それが行き倒れた自分を救ってくれた恩人であるのに何故か思い出せない。

こうなると流石におかしい。昔の友人もどきならともかく、直近に聞いた名前のはずだ。


とりあえず思った以上に用も足したし部屋に戻r


可憐な声「わあ!!!!」


わあああああああああああああああああああああああああああああ!?


超絶ギザ歯美少女「やあ、びっくりした?」


ああああああああああああああああああああああああああああああ(語彙力)


銀髪で褐色で少女「ありゃ、大丈夫?」


ああああああああ「大丈夫です」(あああああああああああああああああああ



???「そいつぁ良かった!」



???「私、まだ名乗ってなかったよね!」



ああ「アッハイ」



???「私は…」


超絶イケメンロック天使「よう」


わああああああああああああああああああああああああああああああ(天丼)


「うわ思考がうるさい」


わあ


「あのー…」


そろそろ描写に拘ってもいいかもしれない


「ああ、確か…ヒイラギサンだったな」


「ヒイラギです!」(びしっと決めた)


ここは木造の家屋で、今いるのはトイレからダイニング(居間)への通路だ。


「ところでカミさんと話して分かった事があるんだが…」


「ご無体!?」(ガビーン)


「お前は今ちょっと存在がやばいかもしれない」


はい?「はい」



はいじゃないが。

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