謙虚な大天使で人気者

すぴー…



すぴー…



すぴー…(神が作りたもうたこの造形美…)


すぴー…(全てが完璧…全てがパーフェクト…)


すぴー…(おお神よ熾天使智天使能天使…あと確かなんか間あったけど…飛ばして大天使様…)



「おら、何時まで寝てんだ」


すぴー…ぐごごご…


「駄目だこりゃ、水でも持ってくるか」


すぴー…(おお神よどうしてそんな顔をなさるのですか…)


すぴー…(えっ断罪?私はなにm)


すぴー(うわああああああああ)


ぁぁぁあああああ「…ぁぁああ!!!!!!!」


ずるびったーん!!

どかーん!!!!!


はぁ…はぁ…なんだ夢か…

まさか神があんな武器を隠し持っていようとは…

…知らない天井…?というか床…?



「おーやっと起きたか」


結婚してくださいその服も良いですね清楚で


「嫌っつってんだろ、あと気色わりぃ」


ここはいったい…?式場ではないし…はっ新生活…?


「やめろやめろ、それ以上発展させるな…あーめんどくせえ…」


「ここはな、異世界で宿屋だ」


はぇ?


「あとそのテーブル弁償するまで頑張れよ」


えっ?あっ…




 横には、それはもう首がぽっきりのテーブルが転がっていた。

 …ポケ〇ンで言うならミミッ〇ュくらいのまだ多少残ってる感じに。

 私はさしずめ机にウッドハンマーをかましたらしい。痛い。



どうしましょう?



「宿代は立て替えてもらったから、もうこれっきりだ。」


どうしよう?


「自己責任だ、お前はこれからこの世界で生きてけよ」


どうして?


「俺は死ぬまで帰れねえから…そうだな、木こりにでもなるよ」


どう…


「精々頑張れよ」


ど…


「俺もここで働いてる。はあああ…」


よし。(ひとまず全てを取り戻した)



とりあえずなんかご飯貰おう。

(呼応するようにお腹がぎゅるぎゅると鳴りだした)



「カミさーん!こいつ起きたわー!」


えっ神!?


?「はーい天使様!今行くよー!」



…ライバル?

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