そして時は動き出す
総括。
1、彼等はここで眠っている。
2、それは輪廻転生をするためである。
3、互いに心が読める訳ではなく、察する事が出来る。
4、彼は軍人になる前、結構堂の入ったオタクだったらしい。
5、我の強い者は転生まで長い時間がかかるらしい。
6、結果として彼は案内役のような事をしているらしい。
7、時々天使が現れて(!?)還った人を連れて行くらしい。
8、私は別にそこまで可愛らしい訳ではなく、単に子供扱いだった。
9枚でいい。(ブロントさん)
情報量が多い。
つまり簡単だった。
私はただ眠ればいいのだ。
安らかに…うるさい思考から逃れて。
私は寝ようとする時にも色んな事を考えるタイプだ。
私は考える事があまりにも無駄に多すぎて、
このままここに居ては迷惑になってしまうのだ。
そもそも天使が来るまでは何処へ行く事もできない。
周りの人もそうらしいがここにいる時間が長いからか
まさにとりとめのない事ばかりだった。
明日のご飯、ここで起きた事、倒した兵隊の行く末…
私は夢でヒーローになっていた。
全ての苦心を乗り越えて、正義を執行するのだ!
しかも暴力ではなく、色んな悩みを解決する!
そして、私はもう少し面白い奴に…
(すまん、静かにしてくれないか…)
すいません。寝れないですよね。すいません。
(大丈夫だ、私は今から起きていようと思った所だ)
(本当はもう少し寝ていたかったが、大丈夫だ)
この場所は喋れなくてもいいから助かる。
でも、眠くなる度に申し訳ない気分になって起こされてしまう。
彼等も同じような事を何度も続けているらしい。
そして、起きている間は生前の話が無くなるまで話すのだそうだ。
「速く転生出来ないかな…」
このままだと小説が始まらない。
しかもウン千文字の長尺かつ情報のうっすい導入だ。
誰にも読んでもらえないぞそんなん。
ナナメ読みとかしてくれてるならなんとかなるかもしれないが。
だが私にはそれでもこれを書かなければいけない理由があった。
「推しに夢で会いたいな…」
そう。私には推しが居るのだ。
忘れる訳にはいかない。
しかも結構業の深い夢男子だ。
友達が居なさすぎて推しが友達として現れる夢を見る事があるのだ。
(すまない)(ごめんな)(すまん…)
ああ、申し訳ない。また起こしてしまっているらしい。
推しにも申し訳ない。
働くようになったらきっと貢いで延命させられた。
稼げている人はより気負いなく見ていられただろうに。
私はもう死んでいる…死んでいるのになんて迷惑な奴なんだ。
「そうだな」
ああん誰だ畜生人が折角浸っている所n
「連れて行きなさい」
私は意識が
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