ザ・ワールド

「まるまるうまうま」

反射的にそう答えたが、意味は伝わっているだろうか。

神は私の想定通りオタクで良いのだろうか。

あからさまに神様らしい真っ白な服と錫杖を携えて彼は言った。


神?「いやーそれはよく知らんがなあ」


違うのか…(愕然)


神?「とりあえず私は神なんかじゃあないよ」


違うのか…(困惑)



居丈高の男性「私は、かつて軍人だった」

      「今じゃあただのじいさんだがね」


ええモロ好みの設定…じゃなくて背景…

そう思った瞬間、服は軍服に、錫杖は銃剣付きのライフルになった。


「ど、どぅしてここにぃるんですか?」


口をついて出る言葉はさっきよりは明瞭に発声できたが、

それでもしどろもどろだった。


元軍人「それが私にもよく分からんのだよ」

   「ここは不思議な所でね、相手の考えている事がよく分かるんだ」


ではなぜ私は何も察せられないのだろう?


元軍人「そう怪訝な顔をするでない、すぐ分かる。かわいい顔が台無しだよ」


生まれて初めて言われたが。というか男なんだが。


元軍人「そう急かさんでくれ、時間ならある」

   「そうさな、一旦その話にしようか」


私ってもしかして男の娘の適性とかあるのか


「「「そっちじゃない」」」


よく見ると私は数人に取り囲まれていた。

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