返魂香への応援コメント
カクヨム甲子園参加者さんのコメントからたどり着きました。
すごい雰囲気のある物語でした。
ほんらい記号であるはずの文字で、たった一つの世界を作り上げることが出来るんだなと感嘆しました。
確かに見えたものが、不確実となってゆく恐怖があるのですが、霧や香りが散りばめられていて中和されていくというか相乗効果で、味わい深いものを生み出しています。
大変勉強になりました。
書き写して、リスペクトをもって分析させていただきたいと思います。
作者からの返信
月詠 透音様
お読みいただきありがとうございます!
雰囲気や世界観づくりにはかなりこだわっているので、お褒めいただき大変嬉しいです。
私の作品がお役に立てたのなら作者冥利に尽きます。
お星様もありがとうございました!
返魂香への応援コメント
素晴らしかったです。思わず読み返しました。
他の方のコメントにもありましたが、一つ一つの表現や言葉が作品全体の雰囲気とぴったりで、物語の世界にどんどん引き込まれます。昔から伝わる伝説を題材とするセンスに息を呑みました。
「見果てぬ夢はあれど、終わらぬ虚構はない」。印象的な一文です。それをわかっていながら、男もまた返魂香に魅了されている。美しくもヒヤリとするラストでした。
大賞受賞、本当におめでとうございます!!
作者からの返信
沢田こあき様
お読みいただきありがとうございます!!
素晴らしいとのお言葉、光栄です……!
雰囲気作りと言葉選びには特に気をつけた作品なので、伝わってくださったようで安心しました。
古い伝承や神話を物語に取り入れるのも好きなので、言及していただいてとても嬉しいです。
素敵な感想をありがとうございました!
返魂香への応援コメント
初めまして、おかゆと申します。
細部まで作りこまれた作品で、切り立った山々と深い霧に満たされた仙境の中を歩いているような心地でした。読み進めているうちに気づけば怪しい場所に誘導されていて、まるであの樹に取り込まれたような不気味さを感じました。
本当に魅力的なお話で、とても美味しくいただきました。
(庵の中で空気の様子や動きを表現するときに水面に喩えていた所が特に好きでした!文章で場の雰囲気や作品全体の世界観を織る技術が本当に素晴らしくて、勉強になりました)
この度は企画に参加いただき、本当にありがとうございました!
作者からの返信
おかゆ様
初めまして。
お読みいただきありがとうございます!
魅力的とのお言葉、作者冥利に尽きます。
短い文字数のなかでどれだけ世界観を作り込めるか勝負どころだったので、そう言っていただけて安心しました。
水面にたとえるところですね!作者としても工夫していた場所だったので、読み取っていただけて嬉しいです。
素敵な感想やレビュー、とても励みになります。
改めましてありがとうございました。
編集済
返魂香への応援コメント
はじめまして、秋冬遥夏と申します。胸のときめきを伝えたく、突然の応援コメント失礼いたします。
家にあるはずのない花が落ちてたり、閉めたはずのドアが開いているといったように「あるものがない、ないものがある」がホラーの基本だと感じております。この作品でも、さっきまでいたはずの妻が、濃霧に撒かれたように消える瞬間、心臓を撫でられたような心地がしました。前述のお茶を喫するシーンから、散歩で徐々に描写が減るフェードアウトの全てが、緻密な印象を受けます。とても私が高校生の頃に書けたものではなく、カクヨム甲子園の進化を感じました。
しかしこの小説の面白いところは、最後に残るのが怖さじゃない部分にあるような気がします。読後、私の舌に残るのが愛おしさなのです。完全なファンタジーとして読んでも、麻薬等の寓話として読んでも「つらい現実のなかで、死人に会えるという香り」に酔う人間が、とても滑稽で愛おしい。
作者さまは中華文化に魅せられているとのことですが、文化は違えど、人間の愚かさや素敵さは繋がっていて、だからこそ多くの読者に響く作品になっているのだと勉強になりました。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
秋冬遥夏様
お読みいただきありがとうございます!
カクヨム甲子園の先輩の方からコメントをいただけて、とても嬉しいです。
本作は4000文字の中でどれだけ詳細に書き込めるかという、ある種の実験も兼ねた小説だったので、行間から幻想的な雰囲気を感じていただけたのなら幸いです。
ホラーと幻想小説の狭間を彷徨っているような作品ですが、秋冬遥夏様からのコメントを読み、確かに本作の魅力は怖さ自体にあるわけではないなと感じました。
文化は違えど、人間の愚かさや素敵さは繋がっている……とても胸に響きました。
自分だけでは知ることのできなかった本作の一面を知ることができたなと思いました。
こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました!