第134話 渭陽

おじさま おくる

渭陽いように いたる

なにを おくる

黄馬おうまを おくる


おじさま おくる

おもい おくる

なにを おくる

おびだま おくる


【もとの詩】

我送舅氏、曰至渭陽。

何以贈之、路車乘黃。


我送舅氏、悠悠我思。

何以贈之、瓊瑰玉佩。


【ひとこと】

なにこの短い詩。どんな痛烈な風刺かと思ったらしんみり系なの……?


なるほどな……それは私が悪かったわ、ごめんなさい。


※ 陽…川の北側の地域を一般に「陽」と呼ぶと聞いたので雑学的に書いておく。

※おもいおくる…思送のつもり。心に思う、くらいのつもりだけど古語だったらごめんなさい。造語と読んでも通るだろうと強行しました。

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