第63話 有狐(きつねがコンコン)

♪こぎつねコンコン山の中〜のリズムで


きつねがコンコン

やなそば 梁の側

かわいいあの子が上着を脱いだ

いやいや待て待て大丈夫?


きつねがコンコン

水のきわ 水のきわ

かわいいあの子がスカート脱いだ

いやいや本当に大丈夫?


きつねがコンコン

川の中 川の中

かわいいあの子の裸になった

いやいやどうしよ大丈夫?


【もとの詩】

有狐綏綏 在彼淇梁

心之憂矣 之子無裳


有狐綏綏 在彼淇厲

心之憂矣 之子無帶


有狐綏綏 在彼淇側

心之憂矣 之子無服


【ひとこと】

エッッッロ!


◯狐 この狐はこぎつねじゃないです。雄のチャラい狐です。狐は悪いやつと相場が決まってるので。

やな 魚をとるための罠。魚が来たら女のこと思った方がいい。魚と狐の組み合わせでセッ以外の筈がなくない!?ど直球のどエロいやつですよこれは!川だしぃ!?(川が出たら結婚と思え)

もすそ スカートの上に巻いてるやつ、もしくはスカートそのもの……のはずなんだけど(時代ごちゃまぜ知識。あてにせず)裳裾って歌うより上着の方が分かりやすいかなってことで改変した。そのあおりで帯は時空の狭間に消えた。……とはいえさぁ、元の詩さぁ!お前ぇ!!いきなり下半身から脱ぐのかよ!!!ってことは言及しておく。(川を渡る訳だからね、理にかなってるだけだからね……!という解説もみた)(だとしても四楓院夜一だと思ったのは私だけではあるまい……)


 いや……ヤバいものを読んだ。


 まぁね、なんか何ひとつエロくない解説も読んだんだけどね?正体が枯れ尾花だったとして、問題はどれだけ自分好みの美人の幽霊を見られるかじゃない?正解は学者に任せて無責任にみたいものを見よう。


という訳で眉に唾つけて読んで欲しいんですが、えー、(私のツボに入った)解説によると婚礼の歌らしいんだよね。服を脱いでみそぎをする乙女を囲んで囃す男どもが歌う歌らしい。えーっと……?つまり結婚前夜の乱痴気パーティーってことであってる?そうとう牧歌的にのどかにヤッてた歌ってことであってる?そういえば前にもそんな歌ありましたね!?

 ……いやぁエロかった……詩経こわ。

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