第19話 長い戦いの後に

榎本乃亜(種族:人間)

 レベル2355

 称号:復讐者リべンジャー・ドラゴンテイマー・剣術教祖・剣帝

・能力値

 筋力:3886

 俊敏:3768

 物理耐性:2543

 魔法耐性:2591

 魔力:19076/19076

 知力:3839


 ・スキルツリー

 『狂人』:レベル5

  レベル1:2倍返し

  レベル2:捨身攻撃

  レベル3:発狂

  レベル4:痛覚式身体強化 

  レベル5:マリオネット 76/100

 

『完全再生』:レベル5

  レベル1:低速再生

  レベル2:通速再生

  レベル3:高速再生

  レベル4:超速再生 

  レベル5:毒物再生0/100

  毒物再生:毒物の再生が速くなる


 通常スキル

 ・剣術:レベルMAX

 ・我流剣術:レベルMAX

 ・並行思考:レベル7


 剣術教祖:あなたは我流の剣術を極めしもの。それを教える権利をここに与える。

   効果:我流の剣術を他人に教えるとき、相手の上達が早くなる


 剣帝:あなたはこの世の中で剣術を極めし11人の一人

 効果:剣での攻撃時、ダメージがアップする。


 やっぱり、師匠のおかげで強くなれた。あの人?オーガ?には頭が上がらない。まあ成長倍率が馬鹿げてるのもあるけど。


「さて、戦後処理に取り掛かろうか」


 声に出して言ったけど、実はあんまりやることがないんだよね。魔石の回収と反省会(結局いつも反省しない)、あとは武器を漁ったり。師匠はアンデッドだったから魔石はないし、そもそも師匠の魔石を取ろうとは思えない。


「あれ?師匠の仮面か?」


 どうしようかと考えてボス部屋を見回すと、視界の端で何か光る物が見えた。


 仮面だ。師匠の鬼の仮面。他の鎧と一緒に落ちていたはずなのに、俺の方に投げ出されたように落ちていた。


 この時の俺にはまるで師匠が「これも持っていけ」と言っているように思えた。


 師匠の仮面は二つのパーツからできていた。口だけを覆う部分と、口から上を覆う部分。この二つがカチッとくっつき、一つの仮面を作っていた。とりあえず腰に下げることにする。


「ありがとうございます、師匠。お守りにしますね」


 あぁ、起きて早々しみじみしてしちゃった。よし!『並行思考』で人格を入れ替えて、気持ちリフレッシュしよう。


 ちなみに今俺が『並行思考』で分けてある人格は以下の通りだ。

・戦闘狂としての俺

・復讐者としての俺

・論理的な俺

・平常運転な俺

・その他の人格


 師匠とやり合っていた時は5人格シフトで足りたから今は5個しかないけど、やろうと思えば『その他の人格』をあと二回ぐらい分けられるはずだ。


 んー、でもやっぱりやることないな。ここの部屋に三ヶ月もいたんだ、そろそろ次に進まないとね。

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