第1章登場人物紹介

【魔王軍】


佐藤孝明さとうたかあき


 この物語の主人公。ただの戦争好きなミリオタだったが、魔王によって異世界に召喚され、黒騎士の身体を与えられる。

 

 魔王軍の一員としてアラル砦攻撃に参加。攻撃に失敗する魔王軍を救うため、魔王軍別働隊を組織、指揮を執る。また魔王軍退却戦の成功の実績と、現代日本に伝わる軍事知識を基に魔王軍の改革を始める。


産みの女神ヘカティナに見出され、契約を結ぶ。使用可能になった魔法は強化魔法。



レーナ


赤い肌の気さくなオーガマジシャン。

アラル砦攻撃では孝明と行動を共にし、魔王軍別働隊として人間の追撃を防いだ。

炎の精霊と契約しており、強力な火魔法を操る。彼女の魔法の練度は高く、その戦闘力は1個小隊にも匹敵する。



ガルフ


粗雑な人狼族の戦士。

砦への行軍の際、ゴブリンたちから食料を奪い取ったために孝明と意見が対立し、決闘になる。決闘で敗北した後はごねることなく引き下がった。自分に対しても他人に対してもとにかく強さを求める男。



別働隊に参加したゴブリンたち


ゴブリンたちは力が弱く,知能も低いが、群れで生活をしているため集団行動を取ることができる。ガルフに食料を奪われていたところを助けられたことで孝明をとても慕っている。


別働隊として戦った際には多くのものが負傷しながらも圧倒的多数の人間の軍勢から1匹も逃げ出さずに戦った。現在は魔王城で治療中。



ズメイ


魔王の腹心。常に長いローブを身につけている。魔王に対する忠誠心はとても高いが、魔王の命令に忠実であろうとするあまり、極端な精神論へと傾倒することがある。



魔王


魔物たちの王。魔王城の大広間に鎮座している彼の風貌は禍々しいものであり、眼球はまぶたから飛び出している。

苦境に立たされた魔王軍の状況を打破するため、孝明を黒騎士として召喚する。その後撤退戦での孝明の活躍に感銘を受け、突撃一辺倒の戦術から脱却し、戦術・戦略について学び始める。



【神】

女神ヘカティナ


産みの女神ヘカティナ。その名の通り魔物たちの産みの親。撤退戦の後、孝明の下に現れ、契約を結ぶ。



【エルナーゼ王国軍】


ムレヤ


アラル砦守備隊長。最近大隊長に昇進した。孝明率いる魔王軍別働隊に策に引っかかり、魔王軍本隊の追撃に失敗し、その立場を急速に弱めた。現在は自己保身に全力を尽くしている。


リューグ


アラル砦守備隊副長。1個中隊を率いている。副長ながら優れた戦略眼を持っており、魔王軍の行動パターンの変化にいち早く気づいている。


カーマイト


アラル砦所属の中隊長。堅実な戦い方を好む軍人である。やや柔軟性に欠けるが、基本に忠実で穴のない用兵を行う。



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