トリップ

くまねこ

第1話 A

「なんかスゲー怖い経験できる薬があるみたいだぞ!」

「運が良ければ何も起こらないんだってさ!まぁ、何も起こらないのは運がいいのかわからないけどな!」



――――――――――――――――――――――――



時刻は日付が変わる頃。オレは友達に呼び出されていた。

名前は知らない。どこで出会ったのかもわからない。

ただ、オレを受け入れてくれたことが嬉しくて一緒に居る。

そんな友達。


呼び出された場所は学校のプールだった。

何故入れたのかはわからないが、普通にそこに居た。




C「やっと来たか!もうアイツ始めてるぞ!」

友達Aが何かを始めているようだ。

名前がわからないので便宜上『A』と呼ぶことにする。


何が行われているのかわからず、ただじっと見つめるオレ。

Aは目を閉じ、静かに座っている。

辺りには妙な緊張感が漂っている。


少し経ち、「ふぅ。」と息を漏らすA。

何かが終わったようだ。


A「何も起こらなかったよ。これ本当になにか起こるのか?」

C「起こるらしいぞ!スッゲー怖いことがな!じゃあ、次!おまえやってみろよ!」


B「うん。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る