しんだ

日本語破綻者

第1話しんだ

 寝ているとき、寝返りを打ってぐらっと来て目覚めて「あっ、ベッドから落ちる」って思って落ちたら頭を打って、後頭部を強打して意識が薄れて言って俺の意識はそこで途絶えた。

 ★

 目が覚めると優しい光に包まれたかのような居心地のよい環境の中にいた。

 景色を見回すけどなにもない。白の世界が広がっているばかりで意識ははっきりしている。夢かと思って頬を抓ると痛い。もしかしてこれは白昼夢だろうか。

 俺こと岩石 巌(がんせきいわお)はこれが現実なのか夢なのか未だに把握できないでいた。

 そんな時だった。柔らかな声が空間全体に、鈴の音のように響き渡った。

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