#19B 僕から僕に託されたもの。


身体中が痛い。寝返りも打てなければ身動きも取れずに気づくと朝だった。とにかく奇妙な夢を見ていた気がする。確か、ハルの部屋にいて……なんだったか思い出せない。夢の中とは思えないようなリアルな夢で、とにかく怖かった。



エアコンの設定温度を高くしていたから室温がやばいことになっていて、汗だくで気持ちが悪い。となりに寝ているハルはこんなに暑いのに僕にしがみついて……。なんだかうなされているし。よく起きないよな。寝たまま熱中症とかで死んじゃうとか……本気でありえそうだから怖い。



「おーい、ハル? 脱水で死ぬぞ〜〜〜離せ」

「はぁ……うぅ……ん」

「ど、どんな声出してんだよ。ったく。寝ぼけてるな」



エアコンの設定温度を下げてみたものの、ハルの体温の相乗効果もあって熱感はなかなか冷めない。前もこんな感じだったような。



「うぅん……ルアぐん……あだまいだい」

「とにかく一度起きて?」



むくっと起き上がったハルは目をこすりながらキョロキョロして、「ここどこだっけ?」と混乱しているみたいだった。



「僕んち」

「ルアくんの……はっ! ルア君ッ!! 御苑の散歩はぜったいに、ぜーったいにダメだからねッ!」

「な、なんの話?」

「あ……いや……その変なゆ、夢、見てたから……」

「どんな夢?」

「ルア君と……け、けけ、け……なんでもない。なんだか幸せな夢だったのに、いきなりどん底に叩きつけられたような夢……泣きそ……切ない」



よほどのどが渇いていたんだろうな。ハルはペットボトルの水を一気に飲み干した。ん…‥なんかハルの手おかしくない?

ペットボトルを持つハルの手がなんだか本当に幽霊みたいになっている。



え。待って、なに?



幽霊を見たことがあるのかって言われたら、それはないけどさ。でも、ハルの手が透けているんだから幽霊としかたとえようがない。なにかまずいことが起きているんじゃないよな?



これは……いったい?



「……ハル、大丈夫ッ!?」

「なにが?」

「自分の手……見てみて?」

「うん……え、えぇぇぇぇぇッ!? なにこれッ!?」

「ちょっと見せてッ!?」



ハルの手首を掴むと一応体温はあるし、透けていても僕の指先にはハルのきめ細かな肌の感覚は伝わってくる。でも、まるでガラス細工のように透けているのは……なんでだ?



ハルはこの世界線Bでは死んでいて、さらに誰にも認識されない存在なのが関係しているのか? なんだか分からないけれど、ハルの身になにか起きていることは確実だ。

まずいぞ……どうしたらいい? 僕はなにをすれば……?



「ハル……病院行こう、それか……えっと、霊媒師か。違う……」

「ちょっとルア君、落ち着いて」

「いや……うん、分かっているんだけど、ごめん。テンパってどうしたらいいか分かんねぇぇ」

「怖いけど……よく考えたらわたし……死んでるんだよね。本来は誰にも相手にされることのないわたしを憐れんだ神様がね、ルア君だけに……見えるようにしてくれて……消えちゃうのかなぁ?」

「バカ言うなってッ!! ハルが諦めてどうすんだよッ!! 僕は絶対に諦めにないからなッ!!」



自分でも自覚している。めずらしく大きな声を上げた。ハルの言葉にカチンと来てしまったんだ。せっかくハルと再会できたのにまた消えちゃうとか、絶対に嫌だ。なにがなんでも消えない方法を探して助けなくちゃいけない。



けれど、しばらくするとハルの手は何事もなかったかのように元に戻り、ハル自身も手を眺めて異常がないことを確認した。まるで夢でも見ていたかのようにハルの右腕は元通りに。



その後30分だろうか……いや1時間は経過したかもしれない。あーでもない、こーでもないと論戦を繰り広げて、結局眉唾ものの仮説しか立てられなかった。

ハルは明るく振る舞って隠しているけど、絶対に怖いに決まっている。怖くないはずがないじゃんか。



考えても仕方がないし、気を取り直してハルの服を買いに行こうと僕は提案をした。気分転換にもなるだろうし、さすがに僕の着替えを貸すにしても限界がある。下着だってコンビニで買ってきたものでは枚数が足りないと思うし。お金はないけど、まあ、1万円あればファストファッションでなんとかなるだろうって……やっぱり厳しいか。



「なにか食べるか」

「うんっ! お腹すいたぁ〜〜〜」

「はいはい。朝食は……あぁ」

「なになに? そんなにわたしと初体験どころか、キスすらできなかったことが悔やまれるの? 今からでもしちゃう? お休みの日のカップルは昼間からイチャイチャして、そのまましちゃうってインストのマッチングアプリ業者が言ってたよ?」

「違うて。って、なにその怪しい感じの投稿。そうじゃなくて食材がなにもない。カレーにすべて費やしたか」

「カレー?」



具だくさんカレーを作ったのは蒼空だ。これは黙っておこう。

蒼空はこの部屋にいなかった。うん、そうだ、絶対にそう。思い込んでやり過ごそう。

きっと蒼空はいなかったんだ。



「あー……なんでもない。とにかく、朝飯難民だなぁ」

「じゃあ、出かけながらなにか食べよっか。駅ナカあたりで……あ。……そうだ。変なこと思い出しちゃった……」

「うん?」



ハルが年末からこの夏に時間移動して来たとき手荷物を持っていて、そのときの記憶に従って駅ナカのコインロッカーに預けたらしい。しかし、すぐに記憶を失ってしまい、そのカバンの中身がなんだったのか今現在記憶にないのだという。それで、そのカバンの中身が……なんだかとても怖いという印象だけ残っているのだとか。記憶さえ戻れば解決するようだけど……ハルの様子を見るかぎり難しそうだな。



「とにかくすごく怖いの。なんでって訊かれると分かんないけど、とにかく怖いから」

「から?」

「このままでいっか。きっとそんなものはなかったんだ。えへ」



なんだか僕の思考に似てるよなぁ。まさかカバンの中身は蒼空——とかじゃないよな……。

こ、殺してないよな……? よくサスペンスにあるじゃん。バラバラの遺体をカバンに入れて……山林に……。



「あざとくごまかす戦法はダメ。いや、ロッカー塞いだままじゃ迷惑じゃん。いらないなら処分するとかしないと。とにかくそのカバンを確認してみよう?」

「……なんかイヤだな」



まずは駅ナカのコインロッカーに向かう。ハルの持っていた鍵でロッカーを開くと、中にはボストンバッグが入っていて、僕はそのカバンに見覚えがあった。そんなに大きくはないけれど、チャンプオンのバッグで二泊三日程度の合宿ならば事足りるほどの大きさ。幅500ミリ程度だろうか。



「これ持ってたんだけど、どう見てもわたしの物じゃないんだよね」

「って……なんで……ハルがこれ持っているの……?」



それは僕が……置き引きにあったと思っていたカバンだった。年末のクリスマスイベントのときに衣装を入れていたバッグで、ステージに上っている間になくなっていたのだった。きっと置き引きにあったのだろうと思っていたけど、まさかハルが持っていたなんて。



ありえないって。



中身はたしか……財布と小学校のときのアルバムが入っていた。小学生のときのアルバムは蒼空から預かったもので、今考えても意味不明だ。なんで今さら小学校のときのアルバムをわざわざイベントに持ってきたのか? それを僕に預けた理由も分からない。

「懐かしくない?」とか言って渡されたけど、それをカバンに入れたまま紛失してしまって、蒼空には申し訳ない気持ちでいっぱいだったのを思い出した。もしアルバムが入っていたら蒼空に返さないといけない。




いや、まだこのカバンが僕のものだとは判明していない。同じ製品はいくらでもある。たまたま同じカバンをハルが持っていた、という可能性だってあるじゃん。




「このバッグ……中、見てもいい?」

「うん」

「えっと、顔塞いでいるけど……ハルは中を確認しないの?」

「だって、怖いもん。もし……バラバラ死体とか入っていたら……ヤバいじゃん」

「サスペンス映画じゃないんだからさ……」



僕と考えていること一緒じゃないか。本当に入っていたら笑えないからね?



って、そんな人一人の身体が入っていたらもっと重いと思う。しかも、この夏の気候なら腐って異臭を放つからすぐに分かりそうな気がする。とはいえ、僕もそんな状況になったことがないから本当に臭いかどうかなんて分かんないけどさ。



ハルは本当に怯えていて、僕にも伝染してきた——気がする。

チャックを開けた瞬間……腕とか……出てきて、最悪、白目をむいた生首が出てきたら……?

それは怖い。もしそれが本当だったらこの場で気絶する自信がある。



「あ、開けるよ? 覚悟はいい?」

「うん……わたし見れないから……」



そもそもたかがバッグじゃんか。しかも、予想が的中すればの話だけど、僕のバッグだから中身は財布と小学校の時のアルバムだ。きっとそうだ。



ゆっくりとチャックを開くと中身は予想通りの見覚えのある財布が入っていた。でも、それだけ。アルバムは見当たらない。



「ちょっと、ハル?」



完全に顔を両手で覆っていて、ガクブル状態でやっぱり中身を確認する気はないらしい。自分で持ってきたくせに他人任せとかさぁ。いや、そもそもなんで僕のカバンをハルが持っていたのか。年末にどこか別の世界線で僕と会っていたらしいから、なにか関係あるのは確かだろうけど。今となってはハルの記憶がデリートされているから確認しようがない。



「なにが入ってるの?」

「ほぼ空だよ」

「ほんと?」

「うん」

「でも……なにか入っていたと思うんだよね。少し重いし」



確かに空のバッグの重さではない。布製だしブランド物の革製バッグじゃあるまいし……と思ってよくバッグの奥を確認するとタオルに包まれた古い鏡が入っていた。少し曇りがかった鏡で骨董品みたい。二重底に隠してあったからはじめはまったく気づかなかった。なんでこんなものが? 僕はこんな骨董品をバッグに入れた記憶ないよ?



「よかったぁ。変なものだったらどうしようって思っていたからさぁ」

「十分変なもののような……」

「うん……鏡の他にお財布入っているね?」

「あー……それは」



ハルは財布を手にして中身を確認した。間違いなく僕のバッグで僕の財布だ。ハルが財布の中身——一番手前に入っていたカードを確認すると……顔写真入りの学生証が入っていた。それも高校生のときの学生証で、生年月日も名前も学籍番号も合っている。それを見て、ハルはなんの疑いもなく僕に返してきた。



「きっと移動してきたときにルア君のバッグ……持ってきちゃったのかなぁ。向こうのルア君困ってないといいな……こっちのルア君に言うのもおかしいんだけど」

「ああ、それはいいって。なにか事情があったんだろうし。向こうの僕もきっとそう思っているって」

「ごめんなさい。ちゃっかり持ってきちゃって。盗むつもりとかなかった……んだとは思う」

「いや、そういうのじゃないって、絶対。それよりも財布……」



なんだか財布が異様に分厚いような気がした。それに二つ折りの財布なのに折りにくい。ハルが札入れを開くと中身は諭吉の札束が入っていた。数えていないから分からないけど、帯がついている。お、帯付き……?



「や、やっぱり……僕のじゃないんじゃ?」

「どう見てもルア君のだよ? よかったね」

「ハ、ハル……どうしよ?」

「使っちゃえ。ルア君の財布に入っていたんだから、ルア君のもので確定だよ」



怖いから財布ごとハルに預かってもらうことにした。失くしそうだし、僕はお金に対する免疫がないから持っているだけで蕁麻疹を起こしそう……。脳が麻痺していて、ハルはそんな僕を見て笑った。



「パラレルワールドから持ってきたんだから、誰も咎めないって」

「そういうことじゃなくて……大金を手にすると人生が狂うってよく言うじゃん」

「これくらいで……? 大盤振る舞いしたら一日でなくなっちゃうよ?」

「まさか、そんな……信じられない……」

「だって、わたしがルア君の財布を持っていたんだから、どう考えてもわたしがルア君から預かったって考えるのが普通じゃない? 悪いことをして得たお金だったら、とっくにルア君捕まっていると思うよ? ルア君そういうの……なんていうか、要領悪そうだし」

「それもそうか……って、おい、誰が要領悪いんだって」

「あはは……ん? 財布の奥になにか紙が挟まってる?」

「え?」



僕の字で、『ハルが困っていたら、このお金でハルを助けてあげてほしい』と幾重にも折られたメモ用紙に書かれていた。これは間違いなく僕の字で、僕は当然そんなこと書いた記憶がない。やっぱり、世界線を渡ったどこかの僕なんだろうな。その僕がこうなることを予測して託してくれたってこと? さっぱり分からない。



「やっぱり悪いことして稼いだんじゃ……?」

「なんでそうなるの……」

「僕にこんなお金を稼ぐ能力あると思う?」

「今のルア君は無理でも……託してくれたルア君ならあるんじゃないの?」



なんだか信用できないけれど、とにかく違う世界線の自分を信じることにした。でも現在の財布の中身とATMの残金、合わせて約1万円しかない僕としては本当に助かる。ジーユゥーとか、しまぬらとかのファストファッションでどれくらいハルの服が用意できるのか。検索して泣きそうになっていたくらいだ。それに食材だってストックがない。これは本当に救いの手だった。



まずは朝ごはんを食べることにした。ハルは確かベーグルが好きだったんだよな。あれ、そうだっけ? まあいいや。



駅ナカにはベーグルサンドの店がないけれど、少し離れた場所にコーヒーショップがあって、そこのベーグルサンドがおいしいってスパーブのメンバーが言っていたのを思い出した。



「どれにしようかな〜〜〜〜?」

「僕はサーモンチーズかな」

「えぇ〜〜〜わたしもそれが良かったのに」

「じゃあ、一緒でいいじゃん」

「ヤダ。だって食べさせっこするのに言い訳できないじゃん」

「どういうこと? まったくその日本語が理解できないけど?」

「そっちもおいしそ〜〜〜食べていい? いやーん間接キッスじゃん。てへ、みたいな」

「……言っちゃってるじゃん。どこのラブコメだよ……今どき間接キスなんて」

「へぇ〜〜〜じゃあ、間接じゃないキスしてみる?」

「……なんでそうなる?」



ハルは目を閉じてクイッと少しだけ顎を上げた。これは……キス待ちの顔なのか。キスを待っているのか。でも、なんで僕が……。これは世界の中で人間が僕一人になってしまったハルの孤独感に苛まれた効果によって、僕に甘える——いや、人間の持つ生存本能の一種で、種の保存をハルの中の細胞が願っていることによって……ハルの意識が僕に向いているだけだ。ダーウィンよ、きっとそうだろう? 教えてくれ?

したがって、僕に対する恋愛感情などではない。



「あの、ご注文は……?」

「あ。すみません。ちょっとハル、どうする?」

「じゃあ、わたしはベーコンレタストマト略してBLTにしよっと」



つまらなそうに(わざとらしく)頬を膨らませたハルは「ルア君のケチ」と意味不明にも僕を罵った。キスは冗談だったんだよね?



ハルはコーヒーの匂いを嗅いで飲みたくなったのか、コーヒーも飲もう? なんて僕に言った。ハルから一万円札を受け取って支払い、その様子を店員さんが不思議そうに見ていた。店員さんからは見たら、僕はどういうふうに見えているんだろう。逆の立場だったら、少し、いやかなり怖いよな。



「お持ち帰りにして、誰もいないところで食べたい」

「ああ、奇遇。僕もそう思った」



だって、僕が一人で話しているように見られるのはなんだか嫌だもんな。そうなると僕は寡黙に徹してしまい、ハルからすればそれが嫌らしい。結局、僕の家が近いし一番落ち着くからって帰ることにした。確かに我が家が一番って言うし。



家に帰って早速札束を数えると、な、な、なんと100万円とそのほかに一枚の5千円札が財布に入っていた。やっぱり大金じゃないか……。こここ、こんな大金絶対に持ち歩けない。




「ベーグルおいし〜〜〜コーヒーもうまし」

「よかったね。幸せそうなハルを見られて僕も嬉しいよ」

「ルア君に感謝しなきゃ」

「僕じゃない、どこかの僕ね」

「ルア君に変わりないよ」



目の前にいるハルが、世界線Aでのハルと変わりがあるかと訊かれれば答えはノーだ。ハルはハルだし、どこかですべての世界線のハルと繋がっていると信じている。性格も行動パターンもなにも変わっていないように見える。だから、ハルはハルなんだ。

そう考えると、ハルの言っていることがなんとなく理解できた。



「あ……そうだ、この骨董品」

「あぁ、忘れてた……この鏡なんなんだろうなぁ」



ん。この鏡、うっすらと何か映っていないか?

覗き込んだ僕の顔の向こう側に……ハルと僕が映っている?



「これ……なに?」

「分からない……でも、僕とハルだよね?」

「うん……なんだか怖い」



ハルは僕のとなりにちょこちょこと小動物のように跳ねてきて、ちゃっかり僕の二の腕にしがみついた。ま、まあ、仕方ないか。若干、胸が当たっている気がしてクラクラするけど。



鏡の中の僕は手帳になにかを書いて、それをハルが読んでいるように見える。何をしているのか分からなかったけれど……もしかして……筆談をしているのか……。でもなんで?



「これ……この筆談おかしいよ?」

「おかしい? どこが?」

「だって、筆談って耳が聞こえない人がするんだよね? でも、この二人……とくにわたしは目が見えないんじゃないかな?」

「えっ?」



確かに僕はハルを見ながら手帳になにかを書き込んでいるのに、ハルは僕のことを見ていない……いや、見えていない——ように映っている。つまり、これは。



「だって、この映ってるわたし、手帳は見えているみたいだもん。そうか……わたしと同じ……こっちの世界のルア君はわたしを認識しているけど、向こうのわたしはルア君を認識できていない……なんで?」

「なにかが原因で、僕がハルから認識されていないってこと?」



極寒の地で湖水がゆっくりと凍りついていくように、曇りが鏡の全体に覆ってしまって、それ以上見ることができなくなってしまった。この骨董品……マジで怖ぇぇぇ。これも別の世界線の僕が託してくれたってことなのか?



「とにかく情報が少ないね。また鏡が映ることを願って、今は」

「うん」

「ご飯食べたら、散財しよう」

「……うん。え?」



散財ってことは目一杯買うってこと?

そういうのしたことないから、ものすごく怖い。あとから100万円の請求来たらどうするの……? でも、ハルは絶対そんなこと考えてないよな。確かに服を買うとは言ったけど……買っていいのはジーユゥーかしまぬらだけだからね?



そして、再び映った鏡の中で……ハルはどこかの水の中でもがいていた。そのまま沈んでいき……水の底で息絶えた。



確かにハルだった。なぜハルが水の中に……これはいったい?



僕とハルは絶句した。








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