無自覚で善良な妻に殺される 死のルーレットーおっぱいは飾りでしかないー

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第1話 あたりまえから始まる

俺の妻は家事は料理以外は完璧だ。

なのに、なぜ、こういう事が起きるのだろうか。


妻の料理を食べたのは、高校時代に初めてお弁当を作って貰っ食べたのが最初の悲劇だった。

見た目も美味しそうだったが、一口食べて俺は絶句した。ご飯が言葉で表すのが難しい、口の中がモヤモヤするエグみがあったのだ。

「なぜご飯が変わった味がするんだ?」

「おいしいはずだよ洗剤でキレイに洗ってるからね。」

「・・・。」

この日から料理を作る事を止めてくれたら、よかったのに現実は辛い、定期的に努力を認めて欲しくて持ってくるようになった。

そして、俺は結婚後は妻に作らせたりしない様に頑張った。

ただ、時々作るものを食べないのは良心が痛むので食べた。そんな感じで結婚して10年くらいたった頃だった。

ある日突然、妻の料理が普通になったのだ。

しかし、それは罠だった。

その日は残業をして疲れていた俺はいつもの疲れからくるものだと思っていた。

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