ガチャ335回目:他ダンジョンのレアモン事情
昼食も終わったところで、ガチャを回すことにした。
カスミにはいつものように目を、というか五感を封じて貰いつつ、「10回ガチャ」を押す。
『ジャララララ!』
結果はいつも通り黒1、白2、緑4、紫3だった。
『SSR 魔力上昇+180、知力上昇+180』
『SSR スキル:姿勢制御Lv1』
『SSR スキル:二刀流Ⅲ』
『UR 俊敏上昇+400』
『UR 魔力上昇+280、知力上昇+280』
『UR スキル:暗殺の極意Lv1』
『UR スキル:知覚強化Ⅱ』
『SUR ステータス6種上昇+250』
『SUR スキル:並列処理Ⅱ』
『BR スキル:自動マッピングΘ』
「無料ガチャ」では赤5。
『SR 腕力上昇+100』
『SR 器用上昇+100』
『SR 頑丈上昇+100』x2
『SR 俊敏上昇+100』
*****
名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:81
腕力:28172(+14002)(+14086)
器用:28380(+14106)(+14190)
頑丈:28488(+14160)(+14244)
俊敏:28588(+14210)(+14294)
魔力:29136(+14486)(+14568)
知力:28878(+14357)(+14439)
運:12918
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武技スキル:無刃剣[双連・無刃剣]、閃撃、紅蓮剣[飛剣・鳳凰]、紫電の矢[雷鳴の矢]
称号:ゴブリンキラー、神殺し
トロフィー:なし
管理者の鍵:525(1)、525(2)、525(3)、525(4)、810(1)、810(2(1/2))、777、1086
*****
またマップの亜種が出たか。これ、一体どこまで出るんだ?
「アイラ、もういいぞ」
「ぷはっ! うー……くせになりそう」
頬を紅潮させつつ、カスミはモジモジしていた。
気持ちはわかるが、それを口に出したら揶揄われるだけなので、話題を変えるとしよう。
「……そういえばカスミは、地元のダンジョンでレアモンスターと戦った事はあるのか?」
「え、うん。あるよ」
「そのレアモンスターって、出現条件とかわかってるのか?」
「そうだね。うーん、稼ぎの種だし本当は他の冒険者に吹聴したりしちゃダメなんだけど……。お兄ちゃんになら良いかな」
「助かるよ」
「なんて言ったって、『Sランク冒険者』だもん。第二協会も文句は言えないよー! えっとね、例えば倒してから2時間から6時間経過する事で無条件に出現するレアモンスターもいれば、特定のモンスターを特定の場所まで牽引する事で出現するレアモンスターもいるし、特殊なアイテムを捧げる事で出現するレアモンスターもいるって話だよ。私は最初の2種類しか相手したことは無いかな」
「とすると、3種類目の出現パターンの場合は、かなり手強いのか?」
「うん、そう聞いてるよ。だからお兄ちゃんみたいに、特定の数? のモンスターを倒して沸かせるパターンは初めて見たの」
「なるほど……」
レアモンスターは種族や地域、ダンジョンによって出現させる方法は全く異なる場合があるのか。
100体討伐がデフォだと思ってたけど、そんな『運』準拠なタイプは、この俺が訪れた周辺ダンジョンでのマイナールールだっただけなのかもしれないな。いやでも、1086ダンジョンでも100匹討伐で魚が鮫になってたみたいだし、たまたまなのか?
そもそも俺が告知して広めるまでは、100匹討伐って条件自体あまり知られていなかったみたいだし、『アンラッキーホール』が出現した当初も、カスミが言うような他の出現方法で捜索されていたのかもしれないな。……ああでも、思えばヒュージースライムも、カスミが言うようなモンスターを牽引することで出現させられるレアモンスターと言えるのか。流石に100なんて数、誰も集めきれなかったのか試せなかったみたいだけど。
「カスミ、ありがとう。参考になったよ」
「えへへ。お兄ちゃんの役に立てたなら、なによりだよ」
カスミの頭を撫でつつ、改めて現状の問題点を考えてみる。
まず『チャンピオンゴブリン』は時間経過だけで出現する線は薄い。最初と2回目は30分で出現し、3回目は1時間経過しても出現してないからな。まあ、カスミは2時間~6時間なんて幅のあるタイプがいる事を言ってたし、ランダムの場合もあるが。
第二に、100体討伐。これの可能性は大いにある。今までの傾向という意味でもそうだが、第四層までと違って特徴的な煙は出ないだけで、100体討伐する事をトリガーにしてポンッと出現する事は否定できない。もしそれでも出現しなければ、最初のように300匹ほど追加で狩ってから考えるべきだな。
「よし、それじゃさっきの集落周辺で雑魚ゴブリンを殲滅しようか」
「「「「「はい!」」」」」
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