第3話 ノベルゲーム制作の流れを教えて?


 本講座に入る前に入門編として、

 ノベルゲーム制作の『流れ』について説明します。


 作業にかかる日数、素材の発注タイミングなどを

 企画&ライター&スクリプターの視線から解説します。




 ● ライター とは?


 いわゆる物書き。脚本家、シナリオライターのこと。

 ノベルゲーム業界では、プロット作成、シナリオ台本

 宣伝コピーの作成も一手に引き受けるのが一般的です。



 ● スクリプター とは?


 スクリプトという独自の簡易プログラム言語を用いて、

 シナリオの展開に基づき、映像や画像の切り替えを行ったり、

 キャラの立ち絵の動きを制御して演出として組み込む仕事。

 プログラム知識は必要なく、演出&編集のセンスが問われます。


 ※

 台本=スクリプト と混同しやすいのでご注意ください。

 その他の用語、各セクションの仕事については後で説明します。

 今は細かいことを気にせず、ふわっとした全体の雰囲気を掴んでください。



 ◎企画段階-------


 ・企画会議  : およそ1ヶ月(↓ 同時に練り込みを行う)

 ・アイデアの練り込み、コンセプトの決定、企画規模の決定

 ・設定&プロット作り : およそ3ヶ月


 ・キャラクター&世界設定の作成

 ・プロットの作成(どこまで詳細に書くかは現場による)

 ・仕様書作成のために素材を用意する(取材、資料集めなど)


 ★ ↑ 上記のお仕事を行うのは、

     企画&シナリオライター、プロデューサーやディレクターです。

     社内にいると企画段階からガッツリ関わります。

     一番忙しい時期だったりする。



 ◎開発初期段階-------


 ・素材発注その1

   キャラクターデザイン

   BGM、SE

   背景イラスト

   ノベルゲーム用のプログラム


 ・シナリオ執筆


 ★ ↑ 開発がスタートしたら、

     ライターはスケジュールに沿ってひたすら執筆。

     同時進行で仕様書をまとめ、素材を発注します。



 ◎開発中期段階-------


 ・素材発注その2(スクリプト開始まで継続)

   キャラクターの立ち絵

   販促イラスト

   OP.ED主題歌


 ・シナリオ執筆、校正作業 ⇒ アフレコ用に台本化する


 ★ シナリオが書き終わるまでの開発段階です。

   同時進行で各素材が上がってくるので、チェックしましょう。

   シナリオが書き終わったら校正作業が待っています。



 ◎開発後期段階-------


 ・素材発注その3

   イベントCG(スチル)

   販促、OP、EDムービー


 ・アフレコ(音声収録)

 ・スクリプト演出の打ち込み


 ★ ↑ 台本(素のテキストにボイス番号を追加したもの)を

     使ってアフレコを行う。

     各素材が揃ったら、ようやくスクリプターの出番です。



 ◎仕上げ段階-------


 ・プログラムチェック

 ・素材チェック

 ・シナリオデバッグ

 ・スクリプトデバッグ


 ⇒ マスターアップ(納品)


 ★ ↑ スタッフ総出でデバッグを行い、マスターアップを迎えます。



 ◎ゲーム発売(やったね!)-------


 ゲームが発売される頃には、次の企画がスタートしているものです。

 現場によっては、すでに開発初期段階まで企画が動いているでしょう。


「To Be Continued...」



 ■まとめ


 以上が企画&ライターの視線から見た、

 ノベルゲームの作業工程になります。

 各項目については、次の投稿で詳しく説明します。



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『宣伝コーナー:カクヨム10参加作品』


半妖の少年退魔師。登録者数=霊力のチート能力に覚醒して最強配信者として鬼バズる。~モンスターを式神にしてダンジョンマスターに成り上がります~


◇ジャンル:現代ファンタジー

◇タグ:ダンジョン/配信/男主人公/最強/高校生/ハーレム/成り上がりカクヨムオンリー


https://kakuyomu.jp/works/16818093091008292395


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