伯爵令嬢サフィアは、婚約者から婚約解消を言い渡されます。
元婚約者を愛していたサフィアは、破局に傷つき、一時的に落ち込んでしまいます。ですが、家族に心配をかけ過ぎてはいけないと、新たな出会いや仕事を求めて動き出す事に。
そんな中、学生時代の友人であるルーファス・ベルネージュ伯爵から契約結婚を持ち掛けられ……
愛の無い結婚とお互いに理解して夫婦になる二人。
最初は友人として接するのですが、サフィアの中でどんどんとルーファスの好感度が上がっていきます。
見せかけの結婚をしたつもりだったのに、ルーファスを愛する気持ちが芽生え、戸惑うサフィア。
サフィアの新たな恋は成就する?
「失恋しても大丈夫、次の恋はもっと良いモノかも!」と、エールを貰えるようなお話。
サフィアの幸せを邪魔する登場人物も出てきますが、サフィアの味方になってくれる人々がすごく心強くて「彼女と彼女の周りに居る人たちなら、こんな妨害にも負けない!」と信じて読み進められるくらいキャラクタがしっかりと作りこまれています。
なので、ハラハラもしますが、ハッピーエンドを信じて安心して読み進められる安定感のある恋愛小説です。
主人公視点のエピソードも面白いのですが、相手役のルーファスの視点エピソードにキュンキュンしました!
溺愛と幸せな結末がお好みの方におススメ☆