第2話 3人の好感度

 さて、3人の好感度を見てみよう。


 まずは、長女、 彩弥音あやね


♡0 


 ふむ。

 フラットな状態だな。

 嫌われていると思ったけど、そうでもなくて良かったよ。


 因みに、好感度の数値は+100がマックスだ。下限は−100。

 マイナスの数値は嫌悪感を表す。

 一応、数値には段階がある。



プラスの場合。


0〜30 好き。

31〜50 大好き。

51〜80 恋人になりたい。

81〜100 結婚したい。





マイナスの場合


0〜30 嫌い。

31〜50 大嫌い。

51〜80 殴りたいほど嫌い

81〜100 殺意を覚える



 と、いう感じだ。

 まぁ、50以上というのは滅多にない。父親が+80を超えていたけど、それは自分の子供だからだろう。

 

 さぁて、怖いのは残りの2人だぞ。

 まずは、末っ子の咲から見てみるか。



♡−5 (嫌い)



 うぉーー!

 マイナスかぁ。

 まぁ、なんとなく察していたが、実際に数値で可視化すると来るものがあるな。

 彼女の場合、次女の素振りに影響を受けてるみたいなんだよな。一応、段階的には「嫌い」ってヤツだ。

 これくらいはなんとかなりそうだぞ。


 さて……。

 いよいよ次女、凛華だ。

 俺には相当な暴言を吐いていたからな。ラブコメ漫画ならツンデレってパターンはあるが……。



♡−28 (嫌い)



 高ぁッ!!

 めっちゃ嫌われてる!

 暴言はガチかよ!

 リアルに俺のことが嫌いなんだな。


 ……ドンマイ、ドンマイ。


 まぁ、こんなことは慣れっこさ。

 スクールカースト底辺層を舐めるなよ。こちとら女子には嫌われて来たんだからな!


 本来ならば近づかないカースト上位層の女の子だけどさ。家族となればそうはいかないんだ。当面は、この数字を3人とも+に持っていくのが目標だな。

 同じ家で暮らす訳だから、+20(好き)くらいは欲しいよな。


「陸斗。彼女たちに家を案内してあげなさい」


「うん」


 よし、仲良くなるチャンスだぞ。

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