俺の人生が変わっていく...とある押しかけ少女のせいで。

まどうふ

第1話 押しかけ少女

さあこれで最後っと。

結構かかってしまったな。

もうほぼ夜だぞ。


ここから俺の新しい生活が始まるのか。

社会人二年目にしてやっと新居に引越し。


俺がいないと生活できないって、どんだけ家事したくないんだ。俺の家族は。


そう思っているとチャイムが鳴る。

ピンポーン!ピンポーン!


引越しのトラック見ただろ。

気を使って挨拶なんてべつにいいのに。


はーい。どなたですか?


この時なぜ普通にドアを開けてしまったのか。

覗き穴やモニターフォンから応答したり、

見れば良かった。


え............?


困惑しすぎて俺のあらゆる時間が止まっていた。


そこに居たのはまだ小学校6年生?いや、中学生ぐらいの女の子。


「どこから来たの? 部屋間違えてない?」

「ここであってるよ」


まじか......

とにかく何もわからんから質問攻めだ。


「親御さん達は近くにいるのかい?」

「近くにはいないよ」


「どうしてこの部屋にきたの?」

「あなたが1番良さそうだったら」


「良さそうってなにが?」

「一緒に居て1番気軽にできそうだったから」


「まさかとは思いますが、この部屋に一緒に住むなんて言いませんよね?」


「察しが早くて助かります! これからよろしくお願いします」


「いやいやそうはならんでしょ!」

「なってるんですよ」

「普通なりませんよ!」


「とりあえずお邪魔させていただきます」

「いや入らせませんよ。普通におかしいです。幼い子が誰かも分からない男の家に入ってくるなんて!」


「入れさせてくれないんですね」

「そりゃそうだ。それが当たり前だ」


「それじゃあ私はこのまま野宿ですね」

「なんでだよ」


「夜は凄く寒いらしいので、すぐに寒さを凌げる場所が見つかればいいんですけどね......このままだと死んでしまいそうです」


「1つ聞きたいんだが、家は?」

「色々あって今はないです」


「「・・・」」


どんな色々があったら家が無くなるんだ。

うーん。それにしてもかなりキツい状況。キツいにも程があるだろ、引越し早々にこれかよ...


一旦家に入ってもらって、今日はもう遅いから明日の朝に警察にでも行けばなんとかなるか。


「......うん、まぁ入れ」

「やったぁ! 入りますね♪」


「切り替えはやっ!!」


「結構部屋自体は綺麗ですね」

「そりゃ引っ越してきてまだ1日もたってないからな」


「そうなんですね!」

「何を笑ってるんだ?」


「いや、なんでもないですよ。大変だなぁと思っただけなので」


「っふふ。思わずフフフ笑いをしてしまいそうです」

「もうしてるよね?」


「てか主にお前が急に俺の家に来て、いきなり一緒に住むなんて言うからですよね?」


「敬語とタメ語混ざってて面白い喋り方ですね」

「はぁ」


主にお前が原因だってのもあるけど、中々に疲れたな引っ越し作業。

何もしたくねぇ...


「ご飯とかってどうしてるんです? もう夜ですけど」


こいつしれっとご飯の話に。


「当然引越ししたてだから食材は何も無いし作ることはできないぞ」


「料理とかするんですね! えぇっと...」


「名前はなんて言うんですか?」

「そういや教えてなかったな」


「俺の名前は優檜紫郎ゆうひしろう

「先に言っておくが呼び方はなんでもいいぞ」

「お前の名前は?」


小野町小眞恥おのまちこまちです」

「私も呼び方はなんでも大丈夫です」


「わかった。じゃあとりあえずお腹も空いたし、なんか買いに行くか」


「はい!」


「あっ...でも私、お金持ってないです...」


まあそうだよな。


「それぐらい部屋に入れた時から想定済みだ」


「ありがとうございます!」



こうして俺は、突然やってきた押しかけ少女の小野町小町と一緒に暮らすこととなった。



どうしてこんなことに......

俺の心機一転気分爽快な新生活がぁぁ!!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがきです。


初めまして。まどうふです。

カクヨムさんの操作もまだおぼつかない初心者です。

私の不手際で皆さんを不快にさせてしまったらすいません。

色んなジャンルの小説を書いていくつもり

なので、これからよろしくお願いします。


この小説はフィクションです。

実際の人物、団体、事件などには

一切関係ありません。

また、犯罪を推奨するものではありません。

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