第28話:天使って?なんだよそれ?
ある朝のこと・・・いつものように姫は二階からパンいちで、おっぱい
プリプリさせながら降りてきて俺の前まで来て言った。
「ツッキー、私の背中になんかね、デキモノでも出きてるのか、邪魔で仰向けに
寝れないんだけど・・・」
「しかも、そこ痒いし・・・デッカいデキモノとかできてない?」
そういって姫は俺に背中を見せた。
そしたなんと・・・
「え?・・・なにこれ?」
「ん?どした?・・・ツッキー」
「これって・・・もしかして羽?・・・は・ね?、だよな・・・」
「姫、なんで背中に羽なんか生えてんだ」
「羽ってなに?」
姫の背中に片方が、そうだな・・・10センチくらい、両方合わせて
20センチ幅の白い羽が生えてたんだ・・・まるで天使みたいに」
そこで俺は慌ててブッダーを呼んだ。
やって来たブッダーが言った。
「おや・・・姫は人間でござるから羽なんか生えないと思っていたで
ござるよ」
「なんだよ、どういうことだよ」
「それがしの星の女性はみんな背中に羽が生えておるのでござる」
だいたい、その女性にもよるでござるが姫のように18才くらいになると
背中に羽が生えてくるでござるよ」
「男は生えてないでござるがな・・・」
「いくら我々のDNAを受け継いでるからと言っても、まさか姫に羽が
会えるとは、予想外の出来事でござるな」
「ちなみに、姫のこの羽って大きくなるのか?」
「それは分からないでござるな・・・今は生えてきてる最中でござるから・・・」
「思ったより我々のDNAは強力だったようでござる」
「まあ、そうだな・・・たしかにな、姫は頭撃たれたけど再生したからな」
「でさ、ブッダーの星のおネエちゃんたちって、全員羽が生えてるって
言ったけど・・・それってまるっきり天使じゃん?」
「人間は天使とかエンジェルなどど言ってるようでござるが、我々の星では
ポルトボヌールと言うのでござるよ」
「つまり・・・天使なんだろ?」
「なんで、姫が天使になるんだよ、意味分からんわ」
「ツッキー、背中痒いんだけど・・・」
「我慢しろよ・・・羽が生えてきてるからだろ?」
「だって〜痒いんだもん」
「ん〜〜〜分かったから・・・」
俺は羽の周りだけ、ボリボリ掻いてやった。
「ため息だな・・・姫は天使になるのか?・・・そうなのか?」
「どっちかって言うと猟奇的なんだから、もしなっても悪魔だろ・・・」
「ゴスロリでエロくて拳銃で撃たれるわ、で、今度は天使って・・・
次から次へと退屈させない女だな」
「ってことはまじで、ブッダーの星に帰っちゃうってことないよな」
「ありえるかも知れないでござるな・・・姫次第でござるが・・・」
「普通天使って舞い降りるんだろ?、姫は舞い上がるのか?・・・そうなのか姫?」
「ブッダーの星へ帰っちゃうのか?」
「う〜ん、どうしよっかな〜」
「どうしよっかな〜じゃなくて・・・この間は帰らないって言ってたじゃんか」
「そうだね、帰っちゃったらハグとかチューしてくれる人いなくなっちゃうね」
「おっぱいも舐めてもらえないし・・・」
「だいいちエッチできないじゃん」
「そうだよ・・・エッチできないってば・・・それって困るもん」
「ってことで、私は帰らないよお〜♪」
「んんん、まあ、そういうことなら・・・それがしは忙しいでござるから、とっととUFOに帰らせてもらうでござる」
「まったく人騒がせでござるな・・・」
「そもそも姫をこんなにしたのは、おまえらだろ〜がよ」
「では、失礼するでござる・・・」
聞く耳持たんといった程でブッダーは帰って行った。
姫が撃たれて、元にもどってホッとしたのもつかの間・・・。
「まさかの天使って・・・やっぱりどう考えても悪魔のほうが似合うよな、姫は」
「あ〜あ、次はいったいなにが待ち受けてるってんだよ」
俺は不安でしかたなかった。
実は姫が天使になったことによって彼女の性格も、今よりも増して
まろやかになっていくのです。
つづく。
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