かぐや姫は満月の夜エロくなる。
猫野 尻尾
第1話:俺んちに養女がやってきたぞい。
注、この作品は性的要素を含みますので、苦手な方は読まずにスルーしてください。
よろしくお願いします。
俺の名前は「
現役の大学生・・・20才。
勉強はそこそこ、運動もそこそこ。
小・中・高の運動会の短距離走も、ビリじゃないが一等もとったことはない。
オタクを名乗るほどは超ハマってるものはないけど、漫画・アニメ・ゲーム・
フィギュアそういう系はみんな、一通り大好き。
SかMかって、どっちかって言うとM。
でホラー映画は嫌いだけど物によっては好き。
ザ・スーサイド・スクワッド のハーレイ・クインが好き。
とくに“極”悪党、集結の時の赤いドレスの彼女がたまらなく大好き。
母親は、俺が物心つく前に他界していて今は親父とふたり暮らし。
その親父は、なんの仕事をしてるのか俺は詳しくは知らないが、なんでも
JAXAみたいに宇宙に関する仕事をしてるみたいだ。
仕事が忙しいのか家には、ほとんど帰ってこない。
だから俺は一人暮らしみたいなもんだ。
で、何の因果か知らないが、俺んちに妖女・・・違った・・・養女がやって
来ることになった。
あとで思ったが彼女はある意味、妖女かもしれない。
俺は親父の隠し子を疑ったが、どうやら違ってるようだ。
養女って言うくらいだから、まだ幼い子供だと思っていた。
でも、やってきた女子は俺より三つ年下の現役女子高生。
彼女の名前は「 姫」
以前の苗字は「竹取・・・
当然、うちの養女だから「
つけたような名前になった。
え?カグヤヒメって・・・。
「今日からうちの娘だ・・・
「姫・・・こっちうちの息子、ツキオ」
「姫です・・・よろしくです・・・・・ツッキー・・・」
「ツ、ツッキー?」
ってことで俺は彼女から「ツッキー」って呼ばれることになった。
彼女は日本人にしてはすらっと背が高く、美人と言うよりは、可愛い系
って言うか・・・系って言うより、めちゃ可愛い。
まるで人形みたいだ。
彼女がどこで生まれて、どういう経緯でうちに来たのか、親父がそのこと
ついて一切言わないから、謎・・・不明。
秘密にしなきゃいけないことがあるのか?
だから、どうしても親父の隠し子って線は拭い去れない。
うちに来る前は他の高校に通っていたらしいが、これからは俺と同じ
大学の付属高校へ通うことになった。
転校してきた時、姫が教室に現れたさい、生徒全員が、どよめいたらしい。
そのくらい姫は際立っていたことになるわけで、クラスいち美貌を誇る
セレブお嬢さんの「
いや、姫は美幸の上を行っていた。
俺は今から、嫌な予感がしていた・・・姫と美幸はライバルになりそう
だって・・・。
プライドの塊の美幸が、黙ってるはずがないからな。
姫はまともに授業も受けずに、俺が講義を受けてると、普通に俺の隣に
座ってることが多い。
で、俺の前にあわられた時には、高校の制服だったから分からなかったが
学校が休みの時、姫はロリータファンションをしている。
それもゴスロリ。
ゴスロリって言葉を聞いたことがあるだろう。
ゴスロリはゴシック・アンド・ロリータと言って本来異なる
ゴシックとロリータの要素を結びつけた日本独自のファッションスタイルの
ことらしい。
だからか姫はいつも黒い衣装を身につけている。
すぐにでも、誰かの葬式に参列できそうだ。
俺はそういう趣味はないからロリータファンションには疎いが
親父が彼女のために、姫の好みの洋服を専門店で買ってやってるらしい。
俺はどちらかと言うとコスプレのほうが好きだ。
まあ、どんなファッションであろうが、それは個人の自由・・ロリータ
ファンションも、それはそれでいい目の保養にはなる。
可愛い子は、どんな洋服を着ても可愛いことに違いはないのだ。
だからいいんじゃないだろうか?
ただ、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつほど理解に苦しむことが
姫にはある。
朝起きて、二階の自分の部屋からリビングに降りて来る時、いつもパンツ
しか履いてない。
おっぱい丸出し・・・。
「目のやり場に困るから、ちゃんと服を着て降りてこいよ」って言っても
次の朝にはまたパンツ一丁で降りて来る・・・。
あとめちゃドSで暴力的で猟奇的、バカヂカラの持ち主、しかも言葉使いが
めちゃ悪いときたもんだ。
でも、実はもっとが最悪で不思議なことが姫にはあるんだ・・・。
つづく。
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