(二)-4
翌日の土曜日、妻には仕事だと伝えて自宅の車を走らせて東村山まで来た巨勢は、『相模の森コーヒー』という名の喫茶店の敷地に車を入れて、駐車した。店に入り、店員に待ち合わせの旨を伝えて左右に視線を配りながら客席を進んだ。そして店の建物の角の席に三原彩夏がこちらに向かって手を振っているのが見えた。
巨勢は彩夏の正面の席につくと、すぐにやってきた店員にコーヒーを頼んだ。
二人は小、中学校の頃に同じクラスだったが、中学三年生の時から付き合い始め、高校卒業と同時に別れた。
(続く)
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