第3話 三種の神器の物語?
私は、我が子、ひよっこに命を救われました。
本当に、文字通り。
ひよっこがまだ、2歳くらいの頃。
ある駐輪場は、車が1台、
やっと通れるほどの細い車道に
直接面していて
なのに、駐輪場の周りには
フェンスが張り巡らされていて
駐輪場の中から
外の様子がほとんど見えません。
駐輪場には、おじさんが1人
常駐しているのだけど
私は、その駐輪場でひよっこに命を救われました。
ひよっこの手を引いて
駐輪場を出ようとした瞬間、ひよっこが
後ろから私の手を引っ張ったんです。
いつもなら、先に駆け出すような
元気な子が。
「ん?」
とわずかに振り向いたその瞬間
私の・・・
大袈裟ではなく、本当に
私の鼻先を車が、猛スピードで通り過ぎました。
後にも先にも、死 を感じたことは
この時のみ。
駐輪場のおじさんが慌てて
駆け寄ってきたくらいで
「こんなに細い道を減速もせず💢」
と、怒りながら
無事でよかった。と心配してくれました。
🌸🌸🌸
時を経て、3年後。
ひよっこは、さらに、活発になり
ある日の保育園の帰り、勢い余って
道路に飛び出しそうになりました。
何度も言ってるのに言うこと聞かない。
危なくて、つい、声を荒げて
「お前は、お母さんに怒られるために
生まれてきたんか?💢」
と言ってしまいました。
そしたら、子供が
「僕は・・・
僕は。お母さんとお父さんを
助けるために生まれてきたんんだ
!!!」
と。
ちょっと、感動。
🌸🌸🌸
またまた、時を経て
その1年後。
ひよっこ、小学1年生。
私にとって、前の二つのエピソードが
なんだか、嬉しすぎて、神すぎて
何度も何度も、子供に話して聞かせ
子供の記憶から消えないように
私の記憶から消えないように
折を見ては、繰り返し話して
すり込んでました 笑
ある時、いつものように私が
「ひよっこは、お母さんを助けるために
生まれてきたんだよね💖」
と言ったところ、
その日は、ぼそっと
「1回、助けたんやから、もういいやろ?」
☠️☠️☠️
私にとってこの3つのエピソードが
面白すぎて、好きすぎて
三種の神器くらいに?大切な思い出として
語り継いでいます。
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