余裕の表情(五百文字)

たくさんベッドの上で愛し合った後、2人抱き合いキスを何度もする。

「シャワー浴びよう」

と名残惜しそうにチュッチュといちゃつき、湊音は離れようとしない。

李仁は湊音を抱き寄せそのまま持ち上げた。

駅弁スタイルだ。

「おっと、すごいね」

「余裕よ、これくらい」

「じゃあここでスクワットして」

リクエストに答えて李仁は湊音を抱えたままスクワットする。

「すごぉい。遊園地みたいだ」

「無茶振りしないで」

李仁は苦笑い。早くシャワーを浴びたいからと甘えて離れない湊音を風呂場まで運んで到着。

シャワーを二人で浴びて泡をつけて洗い合いっこして。

湊音がキスをせがむから李仁はハイハイとキスをする。

シャワーを終えて外に出ると湊音はまだ服を着ようとしない。李仁にまだ甘える。だから李仁も服を着られない。

「ミナくん、服着なさい」

「嫌だ。まだ……」

明日は休みだ。

「ねぇ、まだ余裕でしょ?」

湊音の甘ったるい上目遣い。普段は奥手の彼がここまで甘えてくる時はなかなかない。夜ご飯のうなぎとネバトロ丼が効いてしまったか?

跪いて李仁のを愛する。

ああ気持ちいい……だが疲れて眠い李仁。

でも断ったら可哀想だから

「ええ、余裕よ」

と微笑むしかない李仁だった。


※※※

ネバトロ丼とうなぎでこんなにとろっとろな湊音くんにするなんて笑笑

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