前回までのあらすじ

　碧が前世振りに覗いたスレット。だがその思わぬ状況につい笑いを堪えきれなくなる。碧が目にしたものとは……

神代蒼井を見守る会

　「は？」

　一瞬思考が完全に停止してしまう程の衝撃的な文字列だった。VTuberとして活動を続けていって神代蒼井個人のスレットが出来るのならば理解できる。しかし、初配信の次の日は出来ていた。

　「は？」

　（状況はわかる。だけど理解したくない。意味わかんねぇよ。え？なんで初配信の次の日だよ、次の日。流石に早すぎだろうよ。しかも話題がなぁ……）

神代蒼井を見守る会

　　　　・

名無しのあお兄

蒼井"くん"だって

名無しのあお姉

蒼井"ちゃん"に決まってるでしょ。本人も妹系美幼女って言ってたし。

　　　　・

名無しのあお兄

俺も蒼井"ちゃん"だと思うぞ。ただ女の子ってことじゃない。俺は蒼井"ちゃん"が男の娘だと思っている。

　　　　・

（いやいやいや、美幼女言うたやんけ。初配信の翌日に個人スレが出来てるのはこの際理解しよう。だけど……なんでこんなカオスな空間が出来上がってんだよーーーーーーー！）

「はぁはぁはぁ、ボクは何も見てない。ボクは何も見てない……」

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