第15話 初配信へ
「母さん、前にボクのガワはもう出来てるって言ってたけどどんな感じなの?」(あの時は色々あって流してたけどずっと気になってたんだよね。)
[あぁアレね。こっち来て〜、見せてあげるから。](なんか緊張してきたな。(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク)[じゃ〜〜ん!どう?可愛いでしょ〜。]「ボクそのままじゃねぇかーーー!!」[わかる?わかっちゃうかぁ。]
(母親にこんなこと言っちゃダメだから言わないけどさぁ。凄い鬱陶しい…)[だって碧はさいっこうに可愛いんだも〜ん。](母親に…中略…なんだコイツ。)「こんなにそのままだと身バレとか不安なんだけど…」[別に身バレしてもいいんじゃない。]「ふぇっ!?」(母…中略…何言ってんだコイツ。)
「いやいやいや、VTuberとして身バレだけは絶対しちゃダメでしょ。」[いや、そうでもないんだよね。]「どういうこと?」[他のVTuberも割と身バレしてるけど、それについては触れないのが暗黙の了解として成り立ってるからね。そ・れ・に。]「へぇ〜。それに?」
[もし碧が声優とか役者としても活躍したいって思った時もVTuberとしてのネームバリューが使えるから最初の機会を得るためのきっかけに出来るしこれを使えるか使えないかは大きいんだよ。](なるほど、たしかにそういう時には使えるか。)
「そういうことなら良いかぁ。ところでVTuberとしての名前はなんなの?」[それは………………]
ボクのデビューの日はもうすぐだ。
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