第3話 おねだり
どうも、yuukiです。前話に引き続きこの作品を読み始めていただきありがとうございます。では、この作品をお楽しみください。
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(一人称が俺のままじゃ何かと問題があるだろうし、何よりも先に一人称をどうするか考えないとなぁ。私?)
「気持ち悪っ!」
(やだやだやだ。それはないな、ボクぐらいにしとくか。うん、そうしよう。思考の一人称もボクしないとな、ボロが出ても困るし。俺がじゃなかったボクがボクっ娘になるなんてなぁ。よし、何に挑戦するか書き出してみるか。)
「ふんふふ〜ん♪」
(まずは定番のピアノだろ〜。後は英語も勉強しときたいなぁ〜。ボイトレとか体力づくりでランニングもやっとくか。こういう逆行系って子役も定番だよなぁ。養成所の試験も受けてみたいかも。)
"ガチャッ"
「母さん。あのさ、ちょっと話があるんだけど…」
『な〜に?改まって。』
「あの、やってみたいことがあるんだ!」
「ピアノとか英語の勉強とかボイストレーニングとかやってみたくて…」
『なるほどね、お母さんの方でもどういう所が良いか調べてみるね。』
「え!?やらせてくれるの?」
『当たり前じゃない。せっかく碧がやりたいって言ってきたんだから応援するに決まってるでしょ。それに、葵がなにかやりたいって言ってきた時のために貯金してたから遠慮なんかしないの。それに家、結構大金持ちなんだから!』
(お母さんの優しい嘘に胸が熱くなった……)
「ありがとう、お母さん。」
『お父さんにも後で"ありがとう"って言ってあげてね。絶対喜ぶから。』
「うん、わかったよ。そういえばお父さんの仕事ってなんなの?」
『それはまだ言えないんだけどまた今度教えるね。お父さんに"びっくりさせたいから言わないで"って言われてるんだよね。でも、すごい人なんだから!』
(ほんとに良い家族だなぁ。こんなに応援してもらってるんだからその分頑張らないとね。)
その日からボクは体力づくりのために毎日ランニングをするようになった。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。毎日投稿出来るよう出来るだけ頑張ります。この作品をこれからもよろしくお願いします。
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