第2話 雪国
かえるさんがドアを開けると〜
そこは、雪国でした。
一面、真っ白。
かえるさんは、ぷるっと
震えました。
「寒いなあ。」
続けてくしゃみ。
かえるさんは、雪を見たことが
ありません。
触ってみると
「冷たい」
かえるさんは、そっと
雪の上に降り立ってみました。
雪に小さな足跡がつきました。
かえるさんは
雪をまるめて、近所の池に
落としてみました。
雪は、ずっと消えてなくなりました。
かえるさんは、それから
夢中になって雪の玉を作りました。
それから、その雪の玉を重ねて
雪だるまに⛄️
「動き出しそうだな。」
そう思いながら
かえるさんが背を向けると
雪の玉が飛んできました。
振り返ると雪だるまが
笑いながら雪の玉を投げつけてきます。
「やったなー」
かえるさんも、雪の玉を
作って投げました。
二人でたくさん、たくさん
投げ合っこして
たくさんたくさん
遊びました。
そして、夕方になって
かえるさんはお家に帰りました。
「あー、今日も、楽しかった。」
おしまい。
※
このお話は、なんてことない話なんですが
子供がまだ2、3歳の頃
寝る前の本の読み聞かせのかわりに
聞かせていた創作物語です。
かえるさんがドアを開けると〜
から、始まって
ハッピーエンドで終わり
毎回、新しいストーリー を語る
というのが
子供とのお約束で
いつしか、子供も
かえるさんがドアを開けると〜
の物語を話せるようになっていました^_^
ふと思い出して
書いてみました。
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