第2話 雪国

かえるさんがドアを開けると〜


そこは、雪国でした。

一面、真っ白。


かえるさんは、ぷるっと

震えました。


「寒いなあ。」

続けてくしゃみ。


かえるさんは、雪を見たことが

ありません。


触ってみると

「冷たい」


かえるさんは、そっと

雪の上に降り立ってみました。


雪に小さな足跡がつきました。



かえるさんは

雪をまるめて、近所の池に

落としてみました。

雪は、ずっと消えてなくなりました。


かえるさんは、それから

夢中になって雪の玉を作りました。


それから、その雪の玉を重ねて

雪だるまに⛄️


「動き出しそうだな。」


そう思いながら

かえるさんが背を向けると

雪の玉が飛んできました。


振り返ると雪だるまが

笑いながら雪の玉を投げつけてきます。


「やったなー」

かえるさんも、雪の玉を

作って投げました。


二人でたくさん、たくさん

投げ合っこして

たくさんたくさん

遊びました。


そして、夕方になって

かえるさんはお家に帰りました。


「あー、今日も、楽しかった。」


おしまい。








このお話は、なんてことない話なんですが

子供がまだ2、3歳の頃

寝る前の本の読み聞かせのかわりに

聞かせていた創作物語です。


かえるさんがドアを開けると〜

から、始まって

ハッピーエンドで終わり

毎回、新しいストーリー を語る


というのが

子供とのお約束で

いつしか、子供も

かえるさんがドアを開けると〜

の物語を話せるようになっていました^_^


ふと思い出して

書いてみました。

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