ミカエル
あの日? あの日かい? あの日はさぁ、元々俺じゃ無い奴が行く予定でさぁ、それが腹壊したって言って、社長が朝っぱら電話かけて来て。それでだよ。あの家はいつもそいつの担当でさぁ、俺は始めましてさぁ、それでよ、ちょっと迷っちまって、それで遅れたんだよ。音? 音なんて聞こえ無いよ。作業する時はいっつもさぁ、ヘッドホンしてんだからさぁ、アレは結構高いんだけどな。あんたも家の芝刈り機使って見なよ、うるさいのなんの、正気じゃいられねーよ。ひどいぜ、本当。そうそう、あの家のお手伝いさん? あの娘は可愛かったね、あんた見たかい? 連絡先聞いたんだけど教えてくんなくてさぁ、こっちも遅れた手前あんまり押せ無くてさぁ、それであの事件だろ? また会って見たいけどさぁ、色々気まずいだろ? 何? もう良いの?
あそう、あんたも芝刈りが必要なら家の会社に連絡してよ、安くは出来ないけどさぁ、家のは音はアレだけどパワーは凄いからさぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます