第09話 近代麻雀は手作りに燃える

実戦3回目 守りたいのは無放銃

実母は今の所、放銃の目に遭わずに東風戦を2回戦い抜いた。

本日がその3回目。立直麻雀で無放銃とは虫が良すぎるかも?

立直は若干、得点が高くなることの代償に

危険な牌でもお構いなしに河に放ると言うペナルティがある。

立直を巡って論ぜられた二人の意見

雀聖:1000点の手を2000点に変える立直なんてしない。

雀鬼:1000点の手を8000点に変える立直を掛けるんだ!

何故、4倍の差が生まれるのだろう?

理由は簡単。雀鬼は一発役と裏ドラを加味しているからだ。

逆説的には、雀聖はそう言ったオプションに頼ろうとしていない。

雀鬼の考え方こそが、近代麻雀なのかも知れない。

より高く高く、理想に燃えて手作りを進めて行く。

実母に0翻の教育を進める前に、立直麻雀から解き放つべきだろうか?


0翻では和了出来ない。そもそも0翻とは何か?

回答:何一つ公認の役が無い状態。

以前も書いたが、みだりに副露に頼ると陥り易い罠だ。

公認の役と書いたが、地方ルールと言うのが根づいており

昔懐かし雀荘のルールでは、

赤ドラ1枚含みで役と認定されることもあった。

麻雀の面白さは役の読み合いの部分もあるので

赤ドラさえあれば何でも許される世界には

上記に咎めた、みだりに副露する悪手も許されることになる。

因みに通信対戦に使用している

麻雀格闘倶楽部SPには、赤ドラが実装されているが

赤ドラのみで和了出来るかなんて、試してみたこともない。

おそらく出来ないだろうし、赤含みの手を副露で汚すなら

副露すべき牌が定まっている場合が多い。

無条件に1翻になる「白」「發」「中」三元牌のような現物。


実母が最初に和了したニコニコはドラが4個で跳満だったが

内2個は赤の筒子「55」だった。いわゆる赤ウーピン。

高い手には自然と絡むようになっている

赤ドラについても、しっかりレクチャーする必要があると感じた。

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