営業者のバン

 ただしくは「営業【車】のバン」


 さて、今回からは新シリーズです。どういうことかと申しますと、資料入れのなかから新たに古い原稿を引っ張り出してきたからです。

 まさかこんな形で推敲のためにチェックをいれた原稿が役立つ日が来るとは。物持ちがいい(今、「言い」と出ました)と言えば(こっちは一発で「言えば」が出なかった)聞こえはいいですが、捨てられない貧乏性なのです。


 「えいぎょうしゃ」と打ち込んで変換キーを押すと、第一候補に「営業者」、第二候補に「営業車」と出ました。筆者個人にとっては「営業車」のほうがなじみがあるというか、「営業者」ってなによ、という感じなのですが。


 バンなんだから車に決まっているだろうが、と思うのは私だけで、機械はそうは考えないようです。


 書き手の頭の中に「営業者」というワードがなく、誤っているのが「者」だけで字面がほぼ一致しているので、これは見逃すパターンです。

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